2007年09月30日

パリ通信

パリ通信〜20070930
20時を大分過ぎてLADY JANEに着くと、必ずしも防音が万全とは云えない扉の向こうから激しい音が漏れてきた。場内に入ると、さがゆきとナスノミツルの二人がバトルを演じている。後の二人は控えにいる様だ。演奏は何時から始まったのだろう。いつも開演が早めのLADY JANEなので、19時半きっかりに始まったのかも知れない。すると、聴き逃してしまったが沖至とさがゆき、沖至と植村昌弘、或いはさがゆきと植村昌弘という組合せのセッションもあったのだろうか。
ナスノミツルのベースによりややロック色の強いセッションの後残りの二人も加わり、一部の終いまで長めのセッション。沖至の音が鳴るだけで、狭い店内にはパリ?ニューヨーク?色合いは定かでないが異国の街路の匂いを伝える風が吹き亘った。
後半はナスノミツルと植村昌弘の若手?二人によるセッションから。いずれも普段はロック、プログレのバンド等で演奏しているだけに展開は紛れもないロックに。音も恐らくこの晩最もでかく、ナスノミツルの「以前この調子でやったら上の(ピアノの脇のモニターを指差し)スピーカーが落ちてきた」というMCがさもありなん、と笑いを誘った。
一転して沖至とさがゆきによる黒い気配の漂うセッションが始まり、暫く二人の演奏が続いた後にナスノミツルと植村昌弘も加わって大合奏。植村昌弘のドラムソロ等も挿みながら演奏は終盤へ。最後は合奏が静まる中、雑踏に消え入る様な沖至の喇叭が奇妙な余韻を残して終演。
日頃圧倒的にさがゆきの実演に数多く接する身故どうしてもそちらに偏った印象になってしまうが、共演し慣れた加藤崇之やカン・テーファン、中島久恵達との演奏とはまた違う、むしろオーソドックスですらある「即興」というものを久々に聴いた気がする。沖至はパリ在住であるし、ナスノミツルも植村昌弘もいつもは違う場所、異なる顔触れで活動する人達だ。この面々でまた聴きたいとは勿論思うが、偶にやるからこそ良い相手と云うのもあるのだろう。そんな感想を強く抱いた一夜だった。



(出先にて携帯投稿の為、後刻編集予定)


posted by 紫乃薇春 at 23:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽
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