2014年02月03日

節分

大寒を過ぎて先月下旬に入る頃から、暫く温暖な日が続いた。その日毎に変動はあるが緩やかに気温は上昇を続け、月末には遂に日中上着を脱ぐ程になった。
が、2月に入り1日夜の雨の後、また寒さが戻りつつある様だ。投票の為昨夜出歩いた時はまだ軽装で凌げたが、今日は昼夜の差が著しい。日中は汗ばむ程であったのが、夜はその汗が冷えて思わず身震いをして、帰宅してから久々に暖房を入れる羽目になった。明日はまた一段と冷え込むらしい。

近年、節分の迫るこの時期になると「恵方巻」なるものを度々見かける様になった。太巻の丸かぶり寿司で、元々は関西の一部でのみ節分に食べる風習があったとのこと。それが最近になり、急速に全国にひろまったらしい。背景には商魂が見え隠れし、云うならばバレンタインデーのチョコレートの様なものだろうか。
巻き寿司の類は嫌いではないが、太巻となると1本に様々な具が入り、口にしないネタも使われる。自身には余り縁のない食物かと思っていたが、近頃は細巻だのケーキを巻き寿司に見立てた恵方巻ロール等、本来とは姿を変えた代物も多数登場し始めた。ケーキも好きだが細巻なら具もシンプルな中から選べる為、今年は近所のスーパーで細巻寿司の詰合せを買ってみた。
節分〜20140203
緑のはかっぱ(胡瓜)、黄色いネタはお新香で、赤いのは梅紫蘇かと思ったらしば漬だった様だ。信号機の様な色の取合せだが、それなりに美味しく頂けた。ただ前日に買っておいたら酢飯がいささか硬くなり、食感が損なわれてしまったのが残念である。

夕方、佐世保の亀山八幡宮を訪れた。毎年節分祭が行われているそうだが、今年は早めに時間が空いたので見物してみようかと思い立った。
当初テレビだかの広告を見た時は豆撒きが16時から、と読めた為さすがに間に合わないかと思ったが、改めて確認した処午後6時からとのことだったので、充分参加出来そうだ。17時過ぎには現地に着いて参拝を済ませたが、境内にはまだ殆ど人がいない。恒例の催しという割には余りに閑散としていないかと少々不安になり、募り来る寒さを足踏みで凌ぎながら待っていた。
しかし心配は無用だった様で、18時が近づくにつれじわじわと人が増え始めた。迂闊だが、行事は本殿の前でやるものとばかり思っていた。いつまで経ってもまばらだなと首を傾げていたのだが、ふと気づくと参道脇を外れた櫓の前に人だかりが出来ている。以前夏祭に参加した折、よさこいやのど自慢等の催しが行われた場所だ。はっとして移ると、会場はそちらの様子。18時少し前に進行の人が出てきて段取りを説明。ウォーミングアップと称して集う人達に「鬼は外、福は内」の掛け声の練習を促し、18時になった処で宮司と年男、年女の有志の方々が登場して、豆撒きが始まった。
節分〜20140203
初めに枡の中の大豆をひとしきり撒いた後、「皆さんお待ちかねの」と云って一人一人ザルを抱え、袋詰めの豆を撒き始めた。撒かれたのは豆だけではなかった様で、ポン菓子やスナック菓子、紅白の餅など色々である。初めての参加でもあり群れの最後列でひっそりと見守っていたのだが、還暦と仰る強肩の方が遠投してくれたおかげで私もおこぼれに預かることが出来た。戦利品は白い餅一個。
豆撒きが終ると社に再びお参りし、くじ引きに群がる列を後目に境内を立去った。

夜、帰宅して食事を済ませ、改めて家人と豆撒きをした。二人きりでの豆撒きは何処か地味な寂しさがあるが、無病息災を願っての風習は加齢と共に実感を増して、是非大切にしたいものである。
撒き終えて残った豆を年の数だけ食べた。豆は数え年と云われ、実年齢に一つを足して食べるものと教わってきたが、さて今年は幾つだったか。
節分〜20140203
posted by 紫乃薇春 at 23:05 | Comment(0) | 日記
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