2013年09月23日

秋分

ハウステンボスで昨夜、「九州一花火大会」が催された。およそ2時間で計2万発、約1kmに及ぶスターマインだの、5分間で約3千発など数字の上では文字通り九州最大級、いや全国でも最大級の規模。19時から21時まで開催の予定で、前半は春から同園で行われている世界花火師競技会の決勝、休憩を挟み20時30分からは大花火大会という構成である。
開催日は連休中日。当然観る気で身仕度をして、既に昼下がりではあったが午後3時前、家からハウステンボスまで通常なら約30分の道のり。多少混んでいても開始予定まて4時間近くはあり自分ではそれなりに余裕があるつもりで家を出た。
しかし、家からハウステンボスまで半分も行かぬ内に先の道が詰まり始めた。所謂渋滞である。大規模な花火なので或る程度の混雑は覚悟していたが、県外いや九州の外からも随分な人出があったらしい。渋滞に嵌ってからは時間の経つのが早かった。漸くハウステンボスの1km程手前まで来た時、既に時計は19時15分前。このまま並んでいても開始前には辿り着けないだろう。色々と情報を調べていた家人が、駐車場は何処も一杯らしいと云った。分岐点付近まで来て少々迷ったが、中に入るのは諦め外から見える高台を探す為西海道に抜け出した。
秋分〜20130923
既に19時は回り、予定通りなら花火はもう上がり始めているのだろうなと思いながら進んでいると、ハウステンボスの塔(ドムトールン)が見える針尾の高台の一角から数発の花火が見えた。
西海橋の辺りで折返し、針尾東町にある飲食店の近くに停車し、暫くはそこに留まって観ることにした。
彼方の小山に遮られ、低い花火は殆ど見えない。しかし高く上がる尺玉などは結構よく見えて、いささか遠目ながらそれなりに楽しむことは出来た。普段なら数台の客の車がいるだけの飲食店の駐車場は溢れんばかりにごった返し、その前後の路肩にも停めた車が連なっていて、我々同様園内への入場を断念しながら諦め切れない人が大勢いるのだな、と思った。

20時を過ぎ、花火が止んだ。花火師競技会決勝の部が終了したのだろう。20時30分からは後半の大花火大会の部が始まる筈だが、それを待たずに移動した。花火終了後は戻りの渋滞が想像出来た。個人的には全プログラム終了まで見届けたい気分だが、同行者の意向も尊重しなければならない。
戻る途中で遠くの空が光り始め、後半の花火の始まりを察した。もし見続けていたらどれくらい華々しいものだったろうか。
来た道を戻っていると、付近のバイパスのハウステンボス方面に向かう側が渋滞していた。開始前からのラッシュがまだ続いているのか、それとも別の渋滞かはわからない。しかし停止中の観光バスからは何人もの人が降り、ハウステンボスの方へとぞろぞろ歩き始めていた。往路でも見かけた光景である。もうあと十数分で終りの筈だが、間に合わなくても行きたい想いを感じた。
小さな花火大会なら遠目の見物でも満足しただろう。だが九州一、と銘打たれてこれでは正直物足りない。渋滞の読みを甘く見ていた私の自業自得でもあるが、来年も同様の催しがあるなら色々と検討し直す必要がありそうだ。

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さて今日は三連休の最終日。初日を熊本で迎え、昨日は花火大会と散らかった連休の過ごし方をしているが、今日はスタンプラリーを兼ねた道の駅巡りで佐賀有明方面へ。鹿島に太良と2軒の道の駅を訪ねた。
長崎県北に移り住んで4年余り、近場の彼杵や佐賀・山内を筆頭に度々お世話になる道の駅だが、鎌倉に住んでいた頃は全く縁がなかった。神奈川には道の駅が2軒しかないらしく、しかもいずれも県西部(箱根と山北)の為、実質の生活圏からは遠い存在だった。

国道35号線を佐世保の南から東に向かい、武雄の郵便局前を右折して潮田方面へ。鹿島市街までの路傍には、秋分の頃らしく無数の彼岸花が赤や黄の花を咲かせていた。鹿島市街で交差する国道207号線の諫早方面に入り、7〜8km進んだ郊外に道の駅鹿島がある。
秋分〜20130923
有明海の沿岸であり、ガタスキーと呼ばれる釣具(乗物)を用いた競技・ガタリンピックが催される場所でもある。駐車場傍らの、ムツカケだのワラスボだのと有明海の名物を記した喫煙小屋が、施設のささやかな名物の様に佇んでいる。
長崎北松の道の駅・松浦から捺し始めたスタンプラリー2枚目の用紙も、伊万里・厳木そして佐賀大和と巡りここで一杯になった。3枚目の用紙を準備して鹿島を後にし、次の太良へと向かった。

道の駅・鹿島から太良までは国道207号線を南下し僅か4〜5km。数ある道の駅同士でも最短区間の一つである。古くからある施設を利用し1990年代に開設した鹿島に比べ、太良はまだ出来て5、6年で見た目も新しい。こんな近くに二つの道の駅が出来た訳は謎だが、駅巡りを楽しむ者としては毎度心弾むエリアである。
秋分〜20130923
芝生の中に建つ小さな展望台が目印で、残念ながら今日は視界が霞んでいるが、澄切った日ならば遠く対岸の大牟田や荒尾、或いは熊本県北部の沿岸までが見渡せるに違いない。
まずは新たな用紙にスタンプを捺し、構内の飲食施設で小腹を満たしたり建物の裏に回って干潟を眺めたりして過ごした。
有明海の干潟と云えば名物はムツゴロウで、この太良の干潟にも昔は沢山棲んでいたのではないかと想像してみる。だが今では激減してしまい、干潮時にかなり沖合まで行かないと仲々目にすることが出来ない様だ。食材として、道の駅でも佐賀県内の物産館等でも調理済、加工済のものがしばしば売られているが、生きた魚としての姿を目の当たりにする機会は実の処滅多にない。

太良の道の駅を出てからどちらに向かうか迷ったが、もう夕方で日没間近。諫早方面へは回らず帰ることにした。但し来た道を武雄には抜けずに江北まで北上し、国道34号線から35号線を経由して帰路に就いた。鹿島から大村へ内陸を抜けるしあわせ街道(国道444号線)や多良岳中腹を走るオレンジ街道〜レインボーロードにも興味があるが、初めて行く道ならば日中に、景色を楽しみながら通ってみたい。
コースとしては更に南下し、諫早を経由して島原半島東南の沿岸に道の駅・みずなし本陣ふかえがあり、雰囲気が良く施設も充実している。行ってみたい処だが、着く頃には真暗だろう。午前中に太良を発てる程早く出れば差支えないが、長崎県下といえど南部、まして島原は遠いのである。


posted by 紫乃薇春 at 23:22 | Comment(0) | 日記
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