2013年04月22日

桜の実 藤の花

気がつけば四月も下旬。連休までを指折り数える程の初夏、いや晩春である。
耕穀の雨はその日の内に止み、昨日そして今日と麗かな陽射しに恵まれた。が、明日はまた雨の様で変り易い春の空模様。気温も日毎に浮き沈みが激しく、昨晩から今朝にかけては冬衣を必要としたがらこの日中は抱えた上着が蒸し暑くて思わず鞄にしまい込んでしまった。

花の衰えた桜の様子を誕生日に観て以来足が遠のいていたが、今日の夕方久し振りに佐世保の須佐神社に寄ってみた。
桜&藤〜20130422
最早形もないだろうと思っていた花がまだ数輪残っているのに驚いたが、大方は既に散り落ちていた。しかし葉は一層繁り、まだ少し色が浅い他はもう、盛夏の頃と変らない程に育っていた。
ソメイヨシノは殆ど実らないというが、確かに数は少ないけれども一株に幾つかは膨らんだ実をつける。マイ桜をしげしげと眺めるうち、小指の先程に成長した実が少なくとも五つ六つは実っているのがわかった。
桜&藤〜20130422
いずれもまだ青く、色づくにはまだ暫くかかるだろう。熟したらこっそり摘取り食べてみたい気もするが、いずれも到底手の届かない高枝にあるのだった。神社の桜によじ登る訳にも行かないし、もし登れたとしても実のついた細枝はこの体重を支え切れないだろう。尤も、ソメイヨシノは実っても渋味や酸味が強過ぎ、決して美味ではないそうだ―と書いた処で、とある諺を思い出した。

立夏もまだ先ではあるが、春分過ぎから俄然夕陽の伸びたこの頃。日没まで間のあるのを良いことに、柚木の手前小舟町にある藤山神社に足を伸ばした。
佐世保の街の外れ―というより隣県佐賀の伊万里との境が近い山の麓。地元の人以外には余り知られていない様だが、藤の名所の一つである。今年は桜も早いが藤も各地で十日余り早く咲いたというので、つい悠長にしていたが既に見頃を過ぎてしまったかと思いながら訪ねた。
乗り慣れない方面へのバスで勝手がわからず、「柚木」と行先を記したバスに取りあえず乗ったが系統が違っていたらしい。最寄は通らず、河川を隔てた裏道を通るバスだった。何処で降りたら良いか見当がつかず、仕方がないので終点まで行き、そこから正しいバス道をとぼとぼ歩いた。
幸い神社入口を示すバス停があったので、付近の狭い路地に入り程なく神社に辿り着いた。
以前一度だけ来たことがあるのは昨年だったか、どうやら五月連休の真只中で、生憎の小雨混じりの日だった。幸い今日はほぼ快晴。しかし乗るバスを間違えたこともあって、日没まで余り間がない。

平日の夕暮れ前である所為か、他に誰一人参拝客もない境内。鳥居も本殿もある立派な神社だが、境内は決して広いとは云えずその大部分を藤棚で覆われている。名に違わぬ藤の社である。
桜&藤〜20130422
早い処では既に花が散り始めているという今年の藤だが、此方の神社はまだ見頃。実の処一部の樹を除きまだ満開ではない様で、一房の上半分は粗方開花しているが、垂下がった下の方は蕾のままである。見頃は来週辺りという人もいるが、満開になる頃は先に開いた花がくたびれ、しなびてしまう気がする。今くらいの咲き具合が、観るには一番綺麗に思う。
藤山神社の藤は花数が多く、樹影も良く見応えがあるが、色がやや明るめなので写りは難しい。大船のフラワーセンターで観た、濃い紫の藤を懐かしく思い出す夕暮れだった。


posted by 紫乃薇春 at 23:29 | Comment(0) | 桜プロジェクト
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