2011年12月20日

久々の

タルコフスキー体験『ストーカー』。長いと云われがちな彼の全作品の中でも三指に入る長さであり独特のテンポ感とも相俟って、観るには気力・体力いずれも相応のスタミナを要する。
「一番好きな映画監督は?」と訊かれたら即座に名の出る監督でありながらここの処余り観ていなかったのは、自身が充実出来ていないことの証でもあろうか。しかし一度観始めたら冒頭から瞬く間に吸込まれ、その湿度の中にどっぷりと浸ってしまうのであった。

同作品のロケが行われた〈ゾーン〉の現場は一説によると極めて「汚染された」場所であり、それが結果出演者であるアナトリー=ソロニーツィン、また監督タルコフスキー自身の健康を損ね寿命を縮めることになったとも云う。
東日本震災による東北・関東を中心とする環境汚染が深刻に訴えられる現在に、語りかける符号の様にも思える。


posted by 紫乃薇春 at 22:05 | Comment(0) | 映画
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