事情により今日は日のある内に桜を観に寄れず、夜間の撮影になった。花の乏しい夜桜はさして見映えがしないだろうと思ったが、新緑が思いの外照明と相性が良いことを知った。あながち悪い写りではないが、ただ桜である必然性は余り感じられなくなってしまった。
背景が写らず空間認識がし難いが、接写(部分)撮影でも大分葉が成長しているのがわかる。大きい葉は既に付け根から先まで5cm程に育っている。
夜間なので全体を探ることが出来なかったが、定点観測の花の跡にも萼が剥がれて実が顔を覗かせているものがあるのを確認出来た。
全景を見ると夜景でも花の残り少ないことがわかる。照明を反射し白く浮かび上がる箇所が僅かになり、若干沈んだ緑が大勢を占める様になった。
今日も夕方強風が吹いた様だが、風に舞う花びらも寂しくなっただろう。暗いので余り注意して見なかったこともあるが、地面に散った花も殆ど目立たぬ様だった。
昨年、一昨年とも花から葉桜に移る頃を見計らい報告段階に「サクランボ」という項目が追加されたと記憶しているが、今年はまだ見当たらない。ただ準備が遅れているだけか、或いは今年は「葉桜」の範囲で実りまで賄うつもりだろうか。