2009年09月16日

チョコレート・フォンデュの誘惑

よく晴れた水曜日。秋分も間近ではあるがまだ厳しい残暑の陽射しが朝から路面を焦いていた。
体調が二人とも今ひとつ思わしくないが、今日は予定通り市内のテーマパークに行くことにした。出掛けに些細なトラブルがあり午後になってしまったが、関東と比べ陽の傾きに時差がある為まだ真昼間の空が広がっている。途中最寄のJRの駅に寄り、用事を済ませて辿り着いた頃には昼下がりのお茶を欲する時刻になっていた。
風車〜20090916
オランダの街並を模したテーマパークは入場ゲートを潜ると程なく風車が出迎える。最盛期には賑わいも豊かだったと聞くが、今は閑散としている。4、5年前に一度やはり相方と訪れた時もさほど混んでいるとは思えなかったが、それでも園内を歩いていて全く他の人を見ないなどということはなかった。今は従業員以外、他の入園者を見ることの方が珍しいくらいに空いている。
「何処が面白いのかわからない」と語った友人もいて、その言葉にらしさを感じたものだが、私と相方には明らかな目的がありそれが果たせさえすれば満足なのだ。

風車の並ぶ運河沿いの径を抜け、橋を渡り煉瓦造りの建物を潜ると街へ。入ってすぐに建つチョコレートハウスという施設でチョコレート・フォンデュを頂くのが目的だ。以前来た時短い滞在時間の中で同じものを食した、その味が忘れられなかった。
扉を引いて店内に入ると充溢するカカオの甘い香り。具材の関係によるのか数に限りがある為本来は予約しなければならないが、以前は一見で入っても頂くことが出来た。今日も結局予約せずに行き、受付で恐る恐る訊くと「大丈夫です」と快い返事が返ってきた。
ドリンクも頼み席に着いて10分程待つと生火で熱々に温められたフォンデュが具のパンやマシュマロ、各種フルーツと共に運ばれてきた。フルーツはバナナに黄桃、柑橘類やキウイフルーツ等。キウイフルーツは昔食べた直後に腹痛を起こすなどあって以来どちらかと云えば苦手なのだが、このチョコレート・フォンデュで頂くと不思議な程あっさりと入るのだ。
チョコレート・フォンデュ〜20090916
運ばれてまずはマシュマロをフォンデュに浸し絡めて味見をした。以前と変らない濃厚で深いチョコレートの味が口内を満たす。その後ははしたなさもお構いなく次々と頂き食べ尽くした。絡み易い様多めに注がれたチョコレートが最後器に残ってしまうのが勿体なく、匙で掬って舐めた。具材は決して多過ぎる様に見えないが、チョコレートの濃厚さが並でないからか食べ終える頃には満腹になった。
お土産に生チョコレートを買い店を出ると、陽射しが幾分和らぎ気温も下がったのを感じた。

以前訪れた時は夕方で、チョコレートハウスを出た後すぐ帰ったが、今日はまだ時間に余裕があるので園内を更に奥まで散策してみた。
嘗てこのテーマパークの中のテナントで働いていたこともあるという相方から栄えていた時期の話を幾度か聞いたが、今は見る影もない程寂れている。客足もまばらというにも余りに寂しいが、既に閉鎖してしまった施設も数多く見られ、このテーマパーク自体が果たしていつまで保つのかと思わざるを得ない有様。相方のお気に入りのオルゴールの館も既に閉ざされてしまっていたし、チョコレートハウスはまだあるものの私達の他に客は一組か二組あるかないかで次に来る機会のあるまで続いているかが不安になった。
園内を最も奥まで巡り戻ると、残照が風車を仄かに紅く染めていた。綺麗だが物悲しい。この黄昏時の景色が今のこのテーマパークには似合う。
ハウステンボス〜20090916
園を後にして帰り道の飲食店に寄り、相方と晩餐。相談の末、今週の金曜日に一旦関東に戻ることにした。
週末の土日、サックスのカン=テーファンを迎えてさがゆきのライブが行われるので聴いておきたい。関東まで相方も同行するというので、伴って通いたいと思う。


posted by 紫乃薇春 at 22:02 | Comment(0) | 日記
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。