2010年04月30日

未明の月/さくらプロジェクト

未明の月〜20100430

未明の空は朧月夜。月は既に下弦に差掛かり、十六夜もしくは立待の頃であろうか。
臼を担いだ兎が座り込んで見えたので、遠吠えの様に囁きかけた。

―やあ、今夜も精が出るね。
―おかげ様で。
―でもまるで逆立ちの格好じゃないか。居心地が悪くないかね。
―僕には君達が逆さまに暮らしている様に見えるよ。
 そちらこそ気分が悪くはならないか。

異なる星に棲むことの不思議について小一時間語り合った。

―ところで、君の後ろが少し狭くなった様に見えるけど。
 窮屈じゃないかね。
―そうなんだ。
 こないだまでは寄りかかると仰反るくらい広々としてたんだけど。
―君の自慢の耳がつかえて苦しそうだ。
―まあ、そう云わないでくれ。気づかぬ振りをしているんだから。
―でももっと狭くなれば、知らぬ顔も出来まい。

少し意地悪な顔をしながら兎の行く末を想った。月はやがて更に細り、兎の体は背中から鰹節の様に削られて終いには闇の向こうに消されてしまうだろう。耳を済ませば断末魔が聞こえるだろうか。
芸のない妄想は夜が白むまで止むことを知らぬものだ。

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黄砂の所為か薄雲がかかっているのか、晴れてはいるが黄ばんだ空。これが春霞というものか。
気がつけば四月も今日で終り。三月も然り、今月は不精な私にしては多くの日記をエントリしてきたが、その殆どがさくらプロジェクトに関するものだった。
他に書くことがない訳ではないが、日に何本もの日記を投稿するのは正直好まない。一日一本と限れば自身にとって最も関心のあること、優先したいことにどうしても偏りがちだ。だが興味の対象が絞れずに二分三分してしまうこともあり、そんな日は無理矢理異なる内容をひとつのエントリに詰込み不細工な体裁を繕ってしまうこともある。
マイ桜〜20100430接写
昨日見つけた大粒の実は幸いまだ手つかずだった。花柄が枝に引掛かり煩わしそうだ。除けて自由にさせてやりたいが、このままでおいた方が鳥はともかく人目には触れ難いだろうか。尤も紅く染まり始めたら、何処に身を潜めていてもすぐ目に留まってしまいそうだ。
花はもう見られない。樹の至る処葉が生い繁り、若葉の色も緑が深くなった。実が全て落ちるまでは日を空けてもマイ桜を見続けたいと思っているが、先がぼちぼち見え始めた様だ。
マイ桜〜20100430全景

本日21時よりフジ系列にて放映の「浅見光彦シリーズ 長崎殺人事件」、地元ネット局のアナウンサー・長岡千夏が出演するというので観てみることにしたのだが、長岡の出番は前半のかなり早い段階で、予告で紹介された場面と殆ど足し引きなく瞬く間に終ってしまった。
長岡の演技はここでは云々しない。それよりも長崎在住設定の主要キャストの長崎弁が実に微妙で気になった。生粋の長崎県民である相方と二人して、ドラマの粗筋より言葉へのツッコミとダメ出しにばかり笑い転げた二時間であった。
御無礼。


posted by 紫乃薇春 at 22:54 | Comment(0) | 桜プロジェクト

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