花祭を過ぎたが、マイ桜はまだ咲いている。今月初めに満開宣言を出し翌日には散り始めとしたが、それから既に一週間。思えば随分長持ちな今年の桜である。
昨年は花祭の八日に散り始めを名乗り二日後の十日にはほぼ散り終り、一昨年は開花自体が非常に早く花祭には既に花が殆ど残っていなかった。但し一昨年は散り始めを四月二日に告げた後八日に葉桜を名乗るまでおよそ一週間を要した為、殊に散り方が速かった訳ではない。
今年の場合は、満開宣言を行った時点で実際はまだ蕾のままでいるものが多くあり、早咲きの花が散り始めてからも遅咲きの花が比較的緩やかに開花していった為に結果として樹に花のある状態が長く続いているのだろう。その原因が開花後の急激な気温変化にあり気象の不順を示すこと、また満開宣言をしはしたものの実際は咲き揃わぬまま盛りを過ぎたことを思うと複雑な気分だが、おかげで今だに花を楽しませてもらっている。
まだ葉桜を名乗るには早過ぎると云い切れるだけの花を残しているが、さすがに低枝を主に寂しくなりつつある。葉が大分伸びたとは云えまだ樹を覆い隠す程繁っている訳ではない。
正直昨日の花祭を過ごした後、今は少々気の抜けた状態である。今年は果たして花祭に無事花を見られるのか、ばかりに想いを注ぎ過ぎた様だ。
だがまださくらプロジェクトは続き、花も残っている。昨年や一昨年はどの様にモチベーションを保っていたかは覚えていないが、この辺りでプロジェクト開始からの流れを省みるのも良いと思う。