2010年04月30日

未明の月/さくらプロジェクト

未明の月〜20100430

未明の空は朧月夜。月は既に下弦に差掛かり、十六夜もしくは立待の頃であろうか。
臼を担いだ兎が座り込んで見えたので、遠吠えの様に囁きかけた。

―やあ、今夜も精が出るね。
―おかげ様で。
―でもまるで逆立ちの格好じゃないか。居心地が悪くないかね。
―僕には君達が逆さまに暮らしている様に見えるよ。
 そちらこそ気分が悪くはならないか。

異なる星に棲むことの不思議について小一時間語り合った。

―ところで、君の後ろが少し狭くなった様に見えるけど。
 窮屈じゃないかね。
―そうなんだ。
 こないだまでは寄りかかると仰反るくらい広々としてたんだけど。
―君の自慢の耳がつかえて苦しそうだ。
―まあ、そう云わないでくれ。気づかぬ振りをしているんだから。
―でももっと狭くなれば、知らぬ顔も出来まい。

少し意地悪な顔をしながら兎の行く末を想った。月はやがて更に細り、兎の体は背中から鰹節の様に削られて終いには闇の向こうに消されてしまうだろう。耳を済ませば断末魔が聞こえるだろうか。
芸のない妄想は夜が白むまで止むことを知らぬものだ。

************************

黄砂の所為か薄雲がかかっているのか、晴れてはいるが黄ばんだ空。これが春霞というものか。
気がつけば四月も今日で終り。三月も然り、今月は不精な私にしては多くの日記をエントリしてきたが、その殆どがさくらプロジェクトに関するものだった。
他に書くことがない訳ではないが、日に何本もの日記を投稿するのは正直好まない。一日一本と限れば自身にとって最も関心のあること、優先したいことにどうしても偏りがちだ。だが興味の対象が絞れずに二分三分してしまうこともあり、そんな日は無理矢理異なる内容をひとつのエントリに詰込み不細工な体裁を繕ってしまうこともある。
マイ桜〜20100430接写
昨日見つけた大粒の実は幸いまだ手つかずだった。花柄が枝に引掛かり煩わしそうだ。除けて自由にさせてやりたいが、このままでおいた方が鳥はともかく人目には触れ難いだろうか。尤も紅く染まり始めたら、何処に身を潜めていてもすぐ目に留まってしまいそうだ。
花はもう見られない。樹の至る処葉が生い繁り、若葉の色も緑が深くなった。実が全て落ちるまでは日を空けてもマイ桜を見続けたいと思っているが、先がぼちぼち見え始めた様だ。
マイ桜〜20100430全景

本日21時よりフジ系列にて放映の「浅見光彦シリーズ 長崎殺人事件」、地元ネット局のアナウンサー・長岡千夏が出演するというので観てみることにしたのだが、長岡の出番は前半のかなり早い段階で、予告で紹介された場面と殆ど足し引きなく瞬く間に終ってしまった。
長岡の演技はここでは云々しない。それよりも長崎在住設定の主要キャストの長崎弁が実に微妙で気になった。生粋の長崎県民である相方と二人して、ドラマの粗筋より言葉へのツッコミとダメ出しにばかり笑い転げた二時間であった。
御無礼。
posted by 紫乃薇春 at 22:54 | Comment(0) | 桜プロジェクト

2010年04月29日

【さくらプロジェクト】本日のマイ桜/昭和の日

世間は今日からゴールデンウィーク。4月29日の今日は「昭和の日」という名称が充てられているが、それはこの日が平成の前の元号・昭和の天皇誕生日であったことに因んでいる。昭和の時代に思春期を過ごした者としては「天皇誕生日」としての祝日名の方が馴染みが深いが、前天皇崩御から既に21年が経っており、その後は長らく「みどりの日」と呼ばれていた為その名称に馴染んだ方が今では多いだろう。
4月29日が「昭和の日」と改められたのは2007年で、現在の処最も新しい祝日とのこと。名称変更を知ったのは暫く経ってからで余りその響きに実感もないが、経緯を考えれば「みどりの日」よりは相応しい名称と云えるだろう。
毎年五月連休には旅行を企画していたが、今年はまだ殊に何の予定もない。隙はあるが今からでは仲々宿に空きもないだろう。地元で過ごすにも道路が混みがちで遠出には向かないかも知れないが、またハウステンボス辺り日帰りで行かれる処に繰出してのんびり出来ればと思っている。但し伊万里或いは唐津方面へは国見道路の寸断により便が悪くなり、行き難くなってしまった。

************************

さて、本日のマイ桜。
サクランボ〜20100429定点
既に花柄を全て除かれてしまった定点観測の小枝は殊更見るべき処もないが、今年のさくらプロジェクトにおいて観測対象と定めたものは最後まで見守るのが筋だろう。とはいえ葉も既に伸び切っており、この先暫くは目立った変化はない様に思う。
但し桜は虫がつき易く、現在はまださほどの被害はないが、これから夏に向かうにつれ葉に虫喰いの痕が広がるのではないかと心配している。
サクランボ〜20100429紅実
前回見つけた色づいた実は幸い今日もまだ残っていた。かなり黒ずんだ紅ではあるが、余りにも艶がない。花の観賞用に特化して人口的に作り出されたソメイヨシノの場合、元々実の数が少なく(花が咲いてもその後結実せず朽ちてしまうものが殆ど)大きさも小振りだが、これでは余りに小さ過ぎ熟しても甘味は感じられないだろう。
他にも幾つか色づき出した実を見つけたが、どれもこれも食べるには小さく見えるものばかり。そんな中でひとつ、まだ青いがソメイヨシノとしては大粒の実を漸く見つけた。繁った葉の陰に花柄をよじる様に垂れており、柄に負担がかかって傷む惧れを懸念しているが、表皮に艶もありこれならきちんと熟したら仲々良い味になりそうだ。
サクランボ〜20100429蒼実
それまでどうか、人の目にも鳥の目にも触れずにいて欲しいものだ。
posted by 紫乃薇春 at 22:25 | Comment(0) | 桜プロジェクト

2010年04月28日

迷子のオブジェ

吹き流し〜20100428

何処から迷い込んだか
持主不明の訪問者
posted by 紫乃薇春 at 17:28 | Comment(0) | ことばたち

2010年04月27日

【さくらプロジェクト】本日のマイ桜/国見道路について

予報の通り昨夜は雨が降った。夜半前後は一時小止みになったが、未明には再び降り始め雨足が強まった。だがその後も予報通りに雨は午前の内に止み、午後は晴れ間が広がった。黄砂の飛来が夥しいそうで、晴れ上がっても何処か空が白々しく見えたのはその所為か。
明日は今日とはほぼ真逆の天気になるそうで、青空は保ってお午頃まで。その後崩れるらしい。

昨日に続き今日も夕方マイ桜を見に神社に寄ったが、いささか落胆する出来事があった。さくらプロジェクトの開始以来見続けてきた定点観測の小枝に唯一残っていた実が除かれてしまったのだ。その他昨日見つけて報告したばかりの色づいた実も既に無かった。
マイ桜〜20100427定点
人の仕業か鳥或いは小動物の仕業か、それとも天候によるものかはわからない。ただ、随分紅く染まっていたとは云え完熟にはまだ遠いので桜自身による自然落下の可能性は低いだろう。花柄の根元近くからふっつりと無くなっていること、ソメイヨシノの場合は実が成っても種の育たないことが多く、また(一般には)食用に適さない等実用価値に乏しい為熟す前に間引かれてしまう話も聞くので、人為的に除去された可能性が高い様にも思える。
実のない実であっても確実に樹の養分を吸い、殊に老木の場合は(ただでさえ短い)ソメイヨシノの寿命を縮めることにもなる為、取り除くことで樹の負担を軽減する意図は納得も出来るが、全く個人的な感情ではあるが実の熟すのを楽しみにしていただけに残念だ。今日辺り定点観測の実のクローズアップを撮りたいと思っていた処、狢にでも化かされた気分を味わうことになった。こんなことなら昨日撮っておけば―とぼやくも、後悔先に立たずとはこのことである。
マイ桜〜20100427接写
幸い今日は新たに別の枝に色づいた実を見つけることが出来た。この実も果たしていつまで残っているか定かでないが、ひとつでもふたつでも熟す実が見られれば幸いだ。間引かれてしまう前に食べてしまいたい―という気持もあるが、早まったら頗る苦い想いを味わうだけだろう。

マイ桜〜20100427全景

今朝某所にて呟いた話であるが、佐世保市と隣県・佐賀の伊万里市とひ結ぶ国見道路が土砂崩れにより一部陥没、現在通行止めとなっている。土砂崩れが発生したのは今月24日の朝(同日の午前8時25分頃通行人より連絡を受けたとのことなので、実際の発生時刻は不明)だが知ったのは昨夜。ネットでとあるサイトを読んでいて偶々目に留まったのだが、発生から二日も経ってから知ったことがまずショックだった。災害箇所が長崎県(佐世保市)側ではなく佐賀県(伊万里市)側であったことで、地域ニュースでもさほど大きく取上げられていなかった(らしい)ことが遅れて知った原因のひとつかと思われる。
その道路はこちらに移ってから個人的に注目度の高かった道路で、先日初めて通り日記のネタにもしただけに「あの道が…」という、もうひとつのショックである。但し利用したのは今月の11日で、崩落の数時間前と云う程切羽詰まる話ではない。とは云うものの、その道を走ってからまだ半月、いや二週間も経っていないのに深刻な災害に見舞われ不通になるとは溜息である。
電磁波探査で一時は二カ所(当初は三カ所とも)から生体反応を検知したそうだが、大型掘削機等を用い付近の土砂を除去したが何も発見されなかったとのこと。人的被害者はない見込みだが、今後の作業等で被害の見つかる惧れがない訳ではない。生体反応の主は人とは限らないので、何らかの動物が生埋めになっている可能性はある。
災害箇所は一部と書いたが、幅約8メートル、長さ約100メートル、高さ約3メートルに亘るというので結構大規模である。これから季節が雨季に向かう為、本格的な復旧工事は夏以降ではないかとの声も出ている。

同道路は佐賀県伊万里市から西松浦郡有田町を経由し長崎県佐世保市に至る、国道498号のバイパス道路。嘗ては有料道路であったが償還の完了に伴い、2007年11月30日を以て無料化を実施。九州北部、殊に福岡県北部から佐賀県を経て長崎県北部を結ぶ便の良いルートの一角として重要視されている。
天候が良ければ眺望にも恵まれ個人的にもこれからしばしば利用してみたいルートだが、これで当分の間通行不能かと思うと返す返すも残念である。少なくとも現在の処人的被害が出ていないことに喜び、今後の復旧作業において二次災害の起こらぬことを祈りたい。
posted by 紫乃薇春 at 22:41 | Comment(0) | 桜プロジェクト

2010年04月26日

【さくらプロジェクト】本日のマイ桜【サクランボ】

昨日は土曜日に劣らぬ晴天だった。気温も高めで日曜日ということもあり、絶好の行楽日和だったと云えるだろう。我家も土曜日の晩には何処かへ繰出す話で盛上がったが、前夜の夜更しが祟り結局の処怠けた一日を過ごすに留まった。夕方になり食品等の買出しには出たものの、マイ桜の様子を見に寄るのさえさぼってしまった。
週明けの今日は朝の内晴れ間が残ったが、午時までには曇り始めた。予報通りではあるが、この度の晴天もやはり長続きはしなかった。午後に向かうに従い雲は厚くなり、夕方の時点ではまだ堪えていたが夜には雨が降ると云う。

日没にはまだ間のある内に神社を訪れた。既に薄暗い空を見上げながら昨日足を運ばなかったことを悔やんだが、後の祭りである。尤も昨日は昨日、今日はまた様子が違っている筈なので、昨日訪れたとしても今日の桜は見られはしない。
実桜〜20100426定点
定点観測の小枝に残る唯一の実は大きさにはさほどの変化が感じられない。少しは膨らんでいるのかも知れないが、定規を当てて計っている訳ではないし実感も薄い。ただ、先日はまだ青(緑)一色に見えたのだが、今日はほんのり紅を帯び色づき始めた様に見える。
それが気になり他の枝を窺うと、まだ数は僅かだが濃い紅に―あたかも烏瓜の如く色づいた実を見つけた。いささか艶が乏しいが、食用として市場に出回るサクランボを彷彿とさせる色味である。
実桜〜20100426接写
但しソメイヨシノの実は完熟すると紅を通り越し黒ずんで見えるものなので、この段階で摘みうっかり口にしたらさぞや渋いことだろう。

先日見つけた咲き遅れの花は今日もまだ残っていた。ほぼ開き切った様であるが、よく見ると既に花びらが一枚欠けている様な気がする…。
実桜〜20100426残花
この花を土曜日に見つけた時点で他は全て終りの様だと記したが、今日改めて見ると少し離れた上枝に更に遅れて開いたらしき花が認められた。一昨日の時点ではまだ目立たぬ蕾だったのか。同様に開きかけだったものが角度の違いで迂闊にも目に留まらなかったものの様だ。

まだ咲く花もあるが、片手で足りるだけしか残っていない。思いの外小さいのが気になるが、はっきりと色づいた実が僅かながら確認出来る様になった。
さくらプロジェクトにおける報告ランクを本日より「葉桜」から「サクランボ」へと進めることにしよう。
posted by 紫乃薇春 at 22:44 | Comment(0) | 桜プロジェクト

2010年04月25日

空は晴れ亘り、南海の様な陽射しと気温。だが終日床から逃れることはなかった。
春眠の仕業だろうか。
posted by 紫乃薇春 at 23:00 | Comment(0) | その他

2010年04月24日

【さくらプロジェクト】本日のマイ桜【葉桜】

月曜日のレポートの後一日か二日休むつもりだったマイ桜報告であるが、実生活の事情に任せ少し怠け気分でいたらいつの間にか中四日も空けてしまった。
この数日は天候が雨がちだったことも報告の足を鈍らせる理由のひとつであったが、火曜日の夜はよく晴れた。マンション等中高層のビルが多いこの街並は高台に登らないと案外空が狭い。ビルとビルの谷間から僅かに覗く西の空に宵の明星が爛々と輝いて見えたのが殊の外印象的だったのを覚えている。
昨日も春霞を纏いながらも晴れ間が戻る一日となったが、夜半を過ぎさらさらと音がするので屋外を窺うとまた雨が降っているのだった。週末は晴れの予報もこれで不意かと溜息をついたが、今朝方には止み雨が汚れを洗い流して夕方まで心地良い青空が広がった。

マイ桜〜20100424接写
前回訪れた時にはまだ一握り残る花の群が見られたが、降雨に強風を伴う数日を経て久々に見るとさすがに花はいずれも散り落ちていた。…いや、だが樹の隅々まで見回すと上枝に一輪、咲き遅れた花が五枚の花びらを残しているのを見つけた。おまけにまだ開花し切っていない。現在辛うじて見られる花も他は全て開き切り、花びらの一枚ないし二枚程度がどうにか留まっているという状況の中で、この花は今まで何処に隠れていたのだろう。
マイ桜〜20100424定点
定点観測対象の枝は葉がほぼ伸び切った。だが楽しみにしている実が殆どもがれてしまい、残るは僅かに一粒のみである。自然に削げ落ちたものか、或いは人為的に間引かれたのか。鳥や小動物の一部も桜の実を食すると云うが、柄から綺麗に除かれているので(人間以外の)動物の仕業とは考え難いが如何だろう。
その他の枝も花柄が落ちたり、残るものも粗方は萼が既に剥がれているので、一頃は紅い斑の目立った全景も今はほぼ若葉一色である。
マイ桜〜20100424全景

未明の雨の痕も殆ど見当たらず、今日は終日気持ちの良い気候に恵まれた。風はあるが微風で、日陰は幾分肌寒いが陽向はポカポカ。春と云うのはこんな日を云うのだろう。
一方で関東地方においては先日降雪記録を四十一年振りに更新とのニュースを聞いたばかりなのに、更に昨日は四月下旬として五十八年振りとなる真冬並の寒さ到来等とおかしな気候が続いている様だ。関東ばかりでなく東北の福島辺りでも漸く咲いた桜に雪の積もる映像が映し出され、気象の危うさを促していた。
こちら九州北部でも気温や天気の変りが激しく、風が吹けば甚だしい強風となるなど不安定な空模様が目立っているが、関東やその他のこの頃の話を聞くとまだ穏やかな方なのかと思えてしまう。
この晴天は週末限りで、来週前半はまた荒れるそうだ。
posted by 紫乃薇春 at 22:35 | Comment(0) | 桜プロジェクト

2010年04月23日

夜景〜4/23

夜景〜20100423

徘徊の前に。
posted by 紫乃薇春 at 23:47 | Comment(0) | moblog≪夜景≫

2010年04月22日

甘味の時間

チョコレート〜20100422

花祭の余り物。
posted by 紫乃薇春 at 22:34 | Comment(0) | その他

2010年04月21日

不義理の部屋で

二十一年前に産み落とされた言霊。

**********************

日付が変わる
二時間程前には眼覚めていたが
雨戸が半開きで
ガラス戸も網戸を残して開いていたので
これで雨なら 僕はいい濡れネズミだ
それから半時間程は
布団の中で自分の体と戯れ合ってた
血管と肉の襞を波が次第に一点へと打ち寄せ
心ならずも 「あ」と短い声を漏らした瞬間
それは時が逆行しはじめる瞬間でもあって
指と 波の退いた浜辺を紙で拭うと
雨戸と窓を閉めた

今 部屋は黄色いランプの下で
しわ寄せた顔で踊り狂っている
遠くで汽笛
(警笛?)
でも (彼)はこの部屋の住人じゃない
隣家の爺さんに覗き見された気分で
ランプを消した

秋の果実の季節から
夏の終りまで
眠りにくるまって過ごした

イェロー・ランプを再び灯すと
フィラメントが切れたので 僕はライターを探しあてた
左手に火 右手にペン
次第に熱を帯びはじめる指先にひきかえ
この部屋は 底冷えがするようだ


(1989.4.21)
for T.I.

**********************

Copyright(c)Shunji-Oda
このページに掲載した文学作品等の著作権は全て
作者・小田春史氏に帰属します。
無断転載等一切は固くお断りします。
posted by 紫乃薇春 at 20:19 | Comment(0) | ことばたち

2010年04月20日

夜景〜4/20

夜景〜20100420

輪の中の惑星。
posted by 紫乃薇春 at 20:46 | Comment(0) | moblog≪夜景≫

2010年04月19日

【さくらプロジェクト】雨のマイ桜【葉桜】

数日間の晴天は終りを告げ(昨日は晴れではなく、ほぼ終日曇っていたが)再び雨天が訪れた。実際には昨夜から小雨が降り始めており、それは断続的なものであったが確実に天候は下り坂を歩んでいた。走り梅雨と呼ぶにはいささか早いが、そう呼びたくなる覇気のない雨が緩い音を響かせる。
週後半までこの雨は続くとのこと。一頃の様に雨の度に気温が下がるということはなくなったが、寧ろ週末天候の回復と共に一時冷込みの可能性が示されている。

雨桜〜20100419定点
マイ桜も今日は雨に濡れている。雫を纏う葉や小柄な実が、却って汗ばむくらいの気温の中で肌を震わせている様に見える。
雨桜〜20100419接写
一部の枝に咲く花もこの雨で更に散った様だ。もうクローズアップしなければ目に留まらぬ程残りは僅かで、恐らく今週中には散り終えるに違いない。
雨桜〜20100419全景
ソメイヨシノが散る傍らで、境内に数本植わる八重桜が今満開を迎えている。学校等では入学式の時期にソメイヨシノが散ってしまっている場合を考慮し八重桜を併せて植えることが多いと聞く。だが花弁の枚数が余りに多い為、花は重みに耐えかね大方俯いて咲く。時として見逃すくらい地味なのはその所為か。しかし一輪の花を見つめていると、如何にも薔薇科なのだな、としみじみ想う。

2月の15日に始動した今年のさくらプロジェクト。3月の上旬までは飛び石だったレポートも、先月14日以降は成行きに任せ毎日続けてきた。今後は減速してゆくだろう。身の回りの事情も然り、悪天候が続く中を連日通い写真を撮るのは正直辛い本音もある。
最後の一輪が散る瞬間、実が膨らみ色づいてゆく様子など丹念に追って行きたい想いは強い。但しあくまで実生活に差障りない範囲であることが前提だ。
posted by 紫乃薇春 at 21:59 | Comment(0) | 桜プロジェクト

2010年04月18日

【さくらプロジェクト】本日のマイ桜【葉桜】

今年の天気は長持ちしない。二日ばかり続いたこの度の晴天も、今日は雲に押しやられてしまった。
明け方まではまだ晴れていたので今朝も夜明け前にベランダから星を眺めていたが、前日よりは霞が多かった。日が上る頃には雲がたなびき始めて見る間に空を埋めてしまった。

接写を二枚。一枚目は定点観測対象のものである。
マイ桜〜20100418定点
マイ桜〜20100418接写
大分ふさふさと育った桜の葉。まだ伸びる余地はあるのだろうが、夏の桜葉と見劣りしない程になりつつある。ただ新緑という様に、葉の色はまだ若々しい。
幾度となく記した様に実が熟すのを楽しみにしているが、人の手によってもがれたものか強風その他で落ちたのか、花柄が生え際から除かれてしまっているのがあちこち目につく。ソメイヨシノの実が完熟まで残るのは少ないというが、今年も試食は幻で終るのだろうか。

全景写真。
マイ桜〜20100418全景
遠目に見ても若葉の色が樹全体に、顕著に見られる様になった。紛れて紅い点々が滲んで見えるのはまだ萼を被った花柄、上枝の一部の白っぽい斑の様なものは残った花である。本当に、完全に散るまであと僅かになった。

気温は上昇傾向にあるが、天気は下り坂。今夜は曇りのまま保ちそうだが、明日の晩からまた雨になる様だ。新緑の季節には降雨が桜の成長を促す様な気がするが、その分日照時間が減ることでもたらされる悪影響もあるだろう。
地球温暖化が叫ばれて久しいが、今年は先日関東地方で41年振りに遅い降雪の記録を更新するなどおかしな気候が目立つ。この一例だけで温暖化に異を唱えるのは早計と思われるが、今月14日発生したアイスランドにおける大規模な火山の噴火は大量の火山灰を吐出し、欧州を中心に約二十カ国の空港を閉鎖させるなど被害が拡大しているという。こうした火山灰は地表に届く日光を遮る為、このひとつの噴火だけでどの程度の影響があるかは定かでないが、同様の噴火が今後各地で幾つか起きれば温暖化から一転して寒冷期が訪れる惧れもないとは云い切れない。
何だか桜の話から外れてしまった様な気がするが、花の咲き方のムラや開花時期の極端なズレ等こうした天変と決して無関係ではない筈だ。
posted by 紫乃薇春 at 22:18 | Comment(0) | 桜プロジェクト

2010年04月17日

星見日記/本日のマイ桜

昨日からの晴天が今日も続いている。未明はやはり薄らと靄が出ているものの、前日よりは澄んでいる様だった。
夜明け前の四時半頃、今朝もベランダに出て空を仰いだ。限られた視界ではあるが、だからこそ見える星への欲が湧く。アークトゥルスや北斗七星、天秤座等が昨朝よりくっきりしている。蠍座も昨日に比べ良好に見えるのを確認して、今朝はカメラを携え出直した。

もっと見晴らしの良い、明りの少ない場所まで繰出せば良いのだろうが、あくまで自室のベランダで済ませる辺り我ながら怠け者だと思う。尤も早朝は新聞配達員を初め思いの外人出が多く、三脚を備えたカメラを担ぎながら歩いて不審に思われるのはなるべく避けたいこと、撮り終えて帰る頃には夜も白み始めてつい憂鬱な気分を醸すのを控えたい想いもある。
だが見咎められたら怪しまれるのは自宅のベランダであっても同様なので、ベランダの塀からなるべくはみ出さぬ様屈み込んだ姿勢で臨むことになった。
蠍座を撮るのに、頭からアンタレスの辺りまでは容易に捉えられるが尾が仲々収まらない。結局かなりアンバランスな姿勢でマンションの庇を一部写し込む形で漸く頭から毒針まで、一部不鮮明ではあるが蠍のS字をほぼ捉えることが出来た。但し画像はパソコンで処理している為、携帯で御覧の方にとっては殆ど星が見えないかも知れない。
蠍座〜20100417
昨秋獅子座流星群にかこつけ佐世保の弓張岳でカノープスを望んだ時の様にまた小高い丘に登り、今度は夏の南天を眺めてみたいものだ。

************************

未明の外気はまだ数日来の寒さを宿していたものの、日の出を迎えると共に今日は気温が上昇。関東では昨晩から今朝にかけ降雪が観測されたそうだが、九州北部は初夏めいた陽気が訪れた。但し湿度はさほど高くなく、風がやや強めに吹いている為直射日光を避ければ涼しさの感じられる日中であり、日の翳る頃になると掻いた汗が退き軽い寒気を覚えるくらいだった。
絶好の行楽日和とも云えたが、蠍座見たさに朝まで起きていた反動で昼過ぎまで惰眠を貪り、半日余りを不意にしてしまった。結局日中は夕暮れ間近になってから神社に赴き、マイ桜を見るに止まった。

本日の定点観測の「葉」。
マイ桜〜20100417定点
葉の成長も粗方整い、一日単位ではさほど変り映えしなくなった―と昨日記したが、迂闊な発言をしてしまった様に思う。この毎日見続けている筈の葉の大きさが、前日より数cm伸びている様に見える。数日振りに充実した日照時間とも拘りがあるのだろうか。
風向きの所為か葉が伸びた為か、葉の表側が手前を向き写し易くなった。ただ、花柄の数が日を追い減ってきた様に感じられるのが気になる。

マイ桜〜20100417接写
上枝の一部に残る花の写真も一枚。ここだけ見るとまだ比較的充実して見えないこともないが、そこかしこ既に葉が出て斑になっており、ソメイヨシノとしては既に花期を終えているのを察する。
この上枝の花も範囲が著しく減少しており、あと二、三日もすれば廃れるだろう。
posted by 紫乃薇春 at 21:18 | Comment(0) | 桜プロジェクト

2010年04月16日

星見日記/夜桜



今朝未明、外気を吸いにベランダへ出ると蠍座が見えた。入居する集合住宅はほぼ西向きだが、僅かに南に傾いている為南天が一部だが望める。但し通りを挟んだ向いにもマンションが建ち、棲む部屋は下層の階の為視界がかなり狭められているのが残念だ。
春なら春の星座、夏なら夏の星座という具合にその季節の星座とされる星々が見えるのは自然なことだが、夜半過ぎになれば次の季節の星々が顔を出す。尤も西向きの我家では東側の空半分は拝めない為、日付の変る頃になって漸くその季節の星座が見え始める。
南西の星に明るめの星が見えるので初めはスピカかと思ったが、未明といっても明け方に近い頃だ。空は幾分靄っている様で、目が馴染むまで暫く星の並びが捉え切れなかった。暫くぼんやり眺めていると靄が晴れ、北北西の空に北斗七星が、そしてほぼ真正面にアークトゥルスの黄色い輝きが見えた。
改めて南西の空に目を遣ると、スピカだと思った星はアンタレスであり、それを軸にした蠍座の毒々しいS字が顕わになった。季節を先取りする星が見えるといつも胸がときめく。だが蠍座に至ってはそのときめきはギクリと身構えてしまう恐怖心を伴うものだ。余りに見事に(星座の名を教わらなくても)蠍を象る星の並びに尾の毒針まで描かれていること、蠍の血の色は知らないが、脈打つ心臓を想わせるアンタレスの色。だが今朝は靄の所為か火星と対比される程の赤色が滲んでしまい、白っぽく霞んで見えたのが初めスピカと誤認した理由かも知れない。蠍座自体は日本本土から全貌が拝めるが、付近の星座、例えば隣のケンタウルス座等はここからでは上半身しか見られず地平の下に一等星が二つも隠されていること、それはそのままその隣に並ぶ南十字星を代表とする、未だ見ぬ南半球の星々への畏怖を込めた憧れへと連なる。冬のカノープスと同じく、蠍座は私にとってはその夏の扉の様ものなのだ。
長いこと星を眺めていたい夜明け前であったが、今朝はまだこの数日の寒さが残り冷えてきたこと、また向いのマンションの一室の明りが急に灯ったことに謂れのない後ろめたさを覚えてそそくさと部屋に戻った。

************************

夜桜〜20100416定点
花も殆ど終ってしまった今頃になって夜桜の撮影が増えたのは少々ジレンマを感じるが、今日の写真は未明でなく、宵に撮ったものだ。
夜桜〜20100416全景
全体像の写真において花が一層少なくなったのが確認出来るが、それ以外にこれと云って昨日と変り映えする点は挙げられない。葉が日増しに大きくなりふさふさと繁りつつあるのは確かだが、その様子は昼間の撮影でないと仲々伝わらないだろう。
実が膨らみを増し、色づき始めるのはまだ暫く先の話だ。
夜桜〜20100416接写
今日のマイ桜を撮り、幾らか開けた街路を歩くと西の空に傾き始めたオリオン座が見えた。大犬と子犬を引連れ墜ちて行こうとする様子は、冬が終りを迎えながら最後の足音を示そうとしているかの様であった。
ふと今朝届いたウェザーニューズからのメールを思い出し、高台に上った。今宵は金星と水星、そして月が接近して見えるとのこと。遠くの山の稜線から僅か上に宵の明星と細目の様な月がほぼ同じ高さに並んでいるのを拝めたが、水星は更に西にある為既に沈んだ後だった。

日中は気温が緩み、軽い羽織物があれば凌げる程の暖かさだが、朝晩はしばれるというくらい、今日は気温差のある一日だった。
明日以降は本格的に春の陽気が戻るらしい。だが明日は晴れるものの天候は続かず、この先も不安定な空模様の日が多いとのこと。日照時間不足が農作物等にも深刻な影響を与え始めているという。菜食中心の私にとっても今年の気候は辛辣なものとなるかも知れない。
posted by 紫乃薇春 at 23:25 | Comment(0) | 桜プロジェクト

2010年04月15日

【さくらプロジェクト】本日のマイ桜【葉桜】

午後からは晴れとの予報に反し白濁した雲が空一面を覆う一日。雨どころか雪でも降りそうな様子だが、昨日や一昨日に比べると気温は緩んでいる。まとまった降雨も今の処はない。
早いもので四月も半ば。明日からは後半に移る。さくらプロジェクトに従事する所為で他を疎かにしがちだが、周囲を見渡せば桜ばかりでなく様々な草木が花を咲かせている。蜜を求めて虫が増え、余所見をすれば振向きざまに蜂と鉢合せなどという惧れも無きにしも非ずだが、それも季節を感じる一コマには違いない。

本日のマイ桜。
葉桜〜20100415定点
葉桜〜20100415接写
接写撮影の写真を二枚。一枚目は定点観測の花、でなく今は葉桜。もう一枚はまだ残る花の写真だが、やや傷んだ花びらの隙間から既に実をつけた別の花柄が突出しているという、風変りな図である。風変りと云ったが桜は一箇所に密集して花をつけるので、殊に強風の多い年にはかち合った花同士が交差しこんな具合になることも珍しくはない。
葉桜〜20100415全景
全景を見ると上枝の花が昨日までより少なくなった様に感じる。空の色と被り見え難いこともあるだろうが、実際に散る数も増しているのだろう。足下には真新しい花びらが雪の様に積もっていた。
背後の桜はすっかり若葉色。近くに寄ればまだまばらに花がついているのが見えるが、遠目にはまるでわからぬ程になってしまった。

本日、ウェザーニューズのさくらプロジェクトにおけるマイ桜報告の開花状況に「サクランボ」及び「青葉」が追加された。これで現在の葉桜以降の段階についても躊躇なく報告出来る様になった。
「サクランボ」は昨年や一昨年も登場した項目だが、「青葉」は具体的にはいつ頃を指すのだろう。「サクランボ」より後に設けられた項目なので、実も完熟し新緑が深緑へと変る頃を云うのだろうか。
posted by 紫乃薇春 at 22:21 | Comment(0) | 桜プロジェクト

2010年04月14日

【さくらプロジェクト】本日のマイ桜

晴れのマークを今朝の天気予報で見たので油断をしていたら、午後から見る間に曇り空。昨日からの寒波が続き、風が吹く度にひとしきり凍えた。怪訝に思いウェザーニューズから届いた今朝の天気メールを読み返すと、昼下がりからは雲のマークが並んでいる。おまけに遅い時間には俄雨に注意と書かれていた。それに応えるかの様に、夕暮れ時になるとポツリ、ポツリと微かだが雫が滴り頬を濡らした。

マイ桜〜20100414接写
風が強いのでマイ桜の僅かな花など全て散ってしまっているのでは―と思ったが、昨日よりまた幾分乏しくなってはいるもののまだ持ちこたえていた。低い枝はさすがに殆ど花が見当たらないが、辛うじて数輪あるのを写してみた。
マイ桜〜20100414定点
定点観測対象の一角は昨日とは別の向きから望んだが、私の身長に対して微妙な高さにある為何処から見ても殆ど葉の裏側しか写らないのが残念だ。
マイ桜〜20100414全景
全景の写真は昨日と若干立ち位置を違えているが、花の数に劇的な変化がない為さほど変り映えしない。上枝に残る一群の花は、満開宣言をした跡も暫く開かずにいた遅咲きの花である。おかげで今年は今に至るまで長く花を楽しむことが出来る代りに、終始不揃いなまま盛りを過ぎた。

昨日と違い今日はまだ空に明るさの残る内に神社を訪れたが、彩度に乏しい夕刻の曇り空の為照明を使用。結局二日続きで夜桜の様になってしまった。
posted by 紫乃薇春 at 22:56 | Comment(0) | 桜プロジェクト

2010年04月13日

【さくらプロジェクト】葉桜/夜桜

雨上がりの放射冷却か気流によるものか、今日は著しく気温が下がった。天気予報では「冬が戻ります」などと伝えていて、大袈裟な、と高を括っていたが実際冬物の外套を纏っても汗を掻かない程冷えた。一週間程前なら「花冷え」という表現が当たっていただろうが、その花が今はもう殆ど残っていない。
事情により今日は日のある内に桜を観に寄れず、夜間の撮影になった。花の乏しい夜桜はさして見映えがしないだろうと思ったが、新緑が思いの外照明と相性が良いことを知った。あながち悪い写りではないが、ただ桜である必然性は余り感じられなくなってしまった。
夜桜〜20100413接写
背景が写らず空間認識がし難いが、接写(部分)撮影でも大分葉が成長しているのがわかる。大きい葉は既に付け根から先まで5cm程に育っている。
夜桜〜20100413定点
夜間なので全体を探ることが出来なかったが、定点観測の花の跡にも萼が剥がれて実が顔を覗かせているものがあるのを確認出来た。
夜桜〜20100413全景
全景を見ると夜景でも花の残り少ないことがわかる。照明を反射し白く浮かび上がる箇所が僅かになり、若干沈んだ緑が大勢を占める様になった。

今日も夕方強風が吹いた様だが、風に舞う花びらも寂しくなっただろう。暗いので余り注意して見なかったこともあるが、地面に散った花も殆ど目立たぬ様だった。
昨年、一昨年とも花から葉桜に移る頃を見計らい報告段階に「サクランボ」という項目が追加されたと記憶しているが、今年はまだ見当たらない。ただ準備が遅れているだけか、或いは今年は「葉桜」の範囲で実りまで賄うつもりだろうか。
posted by 紫乃薇春 at 22:35 | Comment(0) | 桜プロジェクト

2010年04月12日

【さくらプロジェクト】本日のマイ桜

雨は午過ぎまで降り続いた。幸い風が弱めだったので衣類をさほど濡らすことはなかったが、梅雨時の様に湿度が高めで居心地の悪い半日を過ごした。
午後雨は止んだが、入替る様に風が出始めた。数日毎に強風に見舞われるのは土地柄だろうか。それとも近年の異常とされる気象の一環だろうか。関東に住んでいた頃も勿論風の強い日はあったが、こんなにしばしば吹き荒ぶという印象はなかった。
風が雨雲を吹き飛ばしたのか夕方には晴れ間が俄かに覗き始め薄気味悪い程の爽やかさが訪れた。だが風はそこで止まずに吹き続けた為、心地良さも何処かに飛ばし去ってしまった。
マイ桜〜20100412全景
降雨の後の強風は散る花を後押しする。昨日葉桜を宣言したマイ桜であるが、今日は一層花の色を失いつつあった。すっかり散ってしまったならばむしろ新緑のの鮮やかさと共に清々しい気分を満喫出来るが、まだ僅かに花の残る今くらいの時期が一番寂しさを覚える。
花は粗方散ったのに全体は却って強く紅味を帯びて見えるのは、まだ多くの花柄が花萼を残している所為である。萼の色は花びらよりも濃く、見た目の紅は増しているが、華やかさはない。

昨日見つけた桜の実が今日は更に沢山目につく様になったが、果たしてその内どれだけが熟すまで残るだろう。今日の雨と風で新たに無数の花が地面に散った。
マイ桜〜20100412地面
花びらだけでなく花柄ごと落ちているものが目立つので、この調子で今後も落ちれば完熟するまで樹に宿る実は殆どなくなってしまうだろう。残るものも多くは鳥や小動物に食べられてしまうとも聞く。或いは人為的に間引かれてしまう実もあるかも知れない。
昨年一昨年とマイ桜に選んだ鎌倉の桜は実がついたと思う端から除かれてしまい、結局一粒も口にすることが叶わなかった。花見向けの桜の実が食用のサクランボと比べ食味において引けを取るのは確かだが、よく熟したものは独特の苦味と酸味(所謂エグ味)の奥に仄かな甘味があり思いの外美味しいものだ。
人の手によって作り出されたソメイヨシノの場合、野生種の山桜や大島桜等と比べても更に味が劣るとも云われるが、もし運良く完熟する実があるば今年こそ食べてみたい。
マイ桜〜20100412定点
posted by 紫乃薇春 at 22:03 | Comment(0) | 桜プロジェクト

2010年04月11日

【さくらプロジェクト】本日のマイ桜【葉桜】

夜中の内に雨が降ったのか、処々路面に黒ずみが生じ空気も湿った重みに満ちていた。だが風は殆どなく、気温が緩んでいるので澱みが感じられた。
葉桜〜20100411全景
昨晩夜桜を撮りながらマイ桜の花が随分寂しく思えたが、今日日中の明るさの下で改めて見るとごっそり散っているのがわかった。残る花は全体の二割か、多目に見てももう三割はないだろう。
葉桜〜20100411接写
早く散った花柄の幾つかには既に小さな実がなり始めていた。中にはまだ萼を半分被ったものもある。桜の実というのは花が散る頃膨らみ始める萼の付け根の中にあり、萼を脱ぎ捨てる様にして顔を出すものであることがわかる。
完全に花が終ってしまった訳ではないが、残るものも後は散るだけ。明らかに花より新緑が目立つ様になった。マイ桜もこの辺りで葉桜を名乗り、今後は葉の成長を中心に報告してゆくことになるだろう。
葉桜〜20100411定点

************************

夕方は殊に目的もなく伊万里までドライブ。佐世保市北部の瀬戸越から矢峰地区に入り、国見道路と呼ばれる山道を越えた。里の桜はほぼ終りだが、標高が高くなればまだ花の多く残る枝もある。
長いトンネルを抜け佐賀県に入ると、眼下には雲の海。いや霧だろうか。晴れた日には山並に彩られた眺望が拝めるというが、普段は飛行機からしか眺められない様な景色を足に地のつく場所から見下ろせるのもあながち悪いものではない。
この国見道路、以前は有料だったそうだが現在は料金所が撤去されている。

雲霧の眺めも結構だが、視界の乏しい中カーブ続きの夜道を走る勇気は相方にも私にもない。有田周りで佐世保方面に帰りの車を走らせた。
posted by 紫乃薇春 at 22:56 | Comment(0) | 桜プロジェクト

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。