2009年09月20日

音霊と言霊の宴

APIA40〜20090920壱

2009年9月20日(日)
目黒区碑文谷/APIA40

カン=テーファン(Sax)
沖至(Tp)
さがゆき(Voice)
白石かずこ(詩人)


カン=テーファンの、昨夜とはまた全く趣の異なるライブ。やはり顔触れが変るとこうも違うものか。
カン=テーファンのサックスの響きが違うのは会場の違いもあるだろう。昨夜は場内全体に広がる様な音色だったが、今夜はむしろ凝縮されて硬質な響きを伴っていた。
沖至が加わるとさがゆき、カン=テーファンの音はそれぞれ別の方を向いている様でいて互いの肌を感じ合っている。欧州、アジア、アンデスやアフリカなど様々な国から風が吹いては去って行った。
昨夜同様二部構成で、一部二部ともまずカン=テーファン、沖至、さがゆきの三人でやり、その後白石かずこの朗読を交えてふたつ。カン、さが、白石の三人によるライブは以前も聴いたが、白石かずこの言霊は音霊が二人寄っても三人寄っても怯むことはない。淡々とした声は必要な時には力を帯び、音の隙間を縫ってゆく。各詩を詠み終えた後見上げる視線は此世の何処も見ていない。
二部の長い朗読の最中で久々にさがゆきが憑かれたのを見た。カン=テーファンとの共演の際に幾度かさがゆきが「巫女」の様な状態に嵌ったのを見たことがあるが、今夜は何処でスイッチが入ったのだろう。今夜はカン=テーファンのみならず沖至の軽妙そうでいて有刺の棘を持ったホーン、そして詩の内容を幽に浮かび上がらせる白石かずこの声がこだましていた。気づくとモニターに向かい爪を立てるさがゆき。やがて呻きの様な雄叫びを発し始めた。
さがゆきが憑かれたままで白石かずこは朗読を終えてしまったので、さがゆきがこちらに帰ってくるまでに今夜は暫く時間がかかった。だが、漸く我に返ったさがゆきの表情は艶を帯びる程恍惚に満ちていた。

昨日、そして今夜とカン=テーファンを二日間聴いたが、スタイルはそのままなのに人と場所の違いで全く異なる世界を築き上げてしまうカン=テーファンの幅の広さを体験した(今夜のライブは「Breath passage 2009」のツアー日程には含まれていない様だ)。
カン=テーファンはこの後月末まで、甲府や金沢、京都、北九州など各地で「Breath passage 2009」として巡るそうなので、御都合の宜しい方は是非とも足をお運び頂きたい。

APIA40〜20090920弐

今日の夕方、京都に住む友人から急に電話があり、何事かと思えば本日、黒百合姉妹ライブの前売チケット発売日とのこと。吉祥寺スターパインズカフェにて、12月20日にライブがあるそうだ。
この処の慌ただしさで全くチェックをしておらずすっかり見逃してしまっていた。お陰で今夜は終演後慌てて吉祥寺に向かう破目になったが、チケットは無事入手。知らせてくれた友人に深く感謝する次第である。


posted by 紫乃薇春 at 23:13 | Comment(0) | 音楽

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