2008年11月30日

夜の落葉

夜の落葉〜20081130

激しい風が吹き抜けてゆく。
明日からは師走だ。
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2008年11月29日

紅葉

紅葉〜20081129

先日の雨ですっかり色が抜けるかと思っていたが、益々以て燃える様に赤みを増した我が家の紅葉。
だがこれもあと数日の命だろう。

少なくとも今日明日、好天に恵まれることに感謝しよう。
posted by 紫乃薇春 at 16:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | 写真館

2008年11月28日

雨〜20081128

夜半前から再び降り出した、晩秋の雨。
紅葉もこれで褪せてしまうのだろうか。
posted by 紫乃薇春 at 00:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | moblog≪空模様≫

2008年11月27日

雨上がり

雨上がり〜20081127
止み間に。

この後鳥の糞を浴びた。
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2008年11月26日

小春日和

小春日和〜20081126

気象予報によれば今日は小春日和だという。確かに家の中に居ても底冷えはしないし、外に出て陽射しを浴びれば上着も要らないくらいだ。
一昨日昨日は雨、明日も予報は雨。狭間の一日なのだろう。ふと手を置いた橋の欄干には冬の冷たさを感じた。

いつまで経っても鎮まらない諍いにはもう飽きた。何故いつも同じ処で躓くのか。何故そんなに不自由なのか。
自分の足枷で私まで拘束するのは真っ平御免だ。まだ続ける気なら本当に立去ろう。

日陰に入ると、ゾクッとする程の寒さが取巻いた。きっとこれが小春日和の素顔に違いない。
posted by 紫乃薇春 at 15:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | moblog≪寒暖≫

2008年11月25日

紅葉

紅葉〜20081125

今年もよく色づいた。
京都の紅葉を想う。初めて京都を旅したのも今頃の季節だった。
posted by 紫乃薇春 at 15:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | 写真館

2008年11月24日

雨降りの連休最終日。買物にも行かずすっかり怠けて過ごした。
このまま埋没してゆくか。
posted by 紫乃薇春 at 21:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | その他

2008年11月23日

光〜11/23

光〜20081123

人工。
posted by 紫乃薇春 at 23:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 写真館

2008年11月22日

夜景〜11/22

夜景〜20081122

21時23分発の列車に乗って、都心へと向かう。
私は海へは行かない。スクーターに乗り絶叫しながら崖を飛び降りるエネルギーも今はない。
ただ、耳元にはTHE WHOの『四重人格』が鳴り響いている。
posted by 紫乃薇春 at 21:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | moblog≪夜景≫

2008年11月21日

光〜20081121

昨日よりは幾分寒さの緩んだ今日。
だが激しい木枯しが吹き荒ぶ。
posted by 紫乃薇春 at 15:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | 写真館

2008年11月20日

晩秋〜11/20

晩秋〜20081120

昨夜のTHE WHO追加公演も素晴らしいものだったらしい。セットリストは17日と基本は一緒だが、「Cry If You Want」の一部を忍ばせるなどまた細部に変化があったらしくバンドがここ日本で如何に乗っているかを感じさせて嬉しい反面、遂に昨夜は聴きに行かれなかったことを深く悔やむ。自分の理性を呪っている。
ピートとロジャーが日本のファンの熱い反応に気を良くしてまた来る気になってくれることを心から望む。

週末から週明けにかけて小春日和という風情の暖かな日が続いたが、昨日からまた冬らしい寒さが戻ってきた。
まだ完熟していない冬支度をしっかり整えて年末年始に備えよう。
posted by 紫乃薇春 at 15:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | 写真館

2008年11月19日

夕景〜11/19

夕景〜20081119

THE WHO三昧で過ごした肉体疲労のツケが巡ってきたのか、今日は甚だしく寝坊した。
始業には到底間に合わない時間に家を出て、今夜は武道館でTHE WHOの来日最終公演があることを想う。そちらには今からなら開演には間に合うし、いっそこのまま職場に背を向けて武道館に向かおうかと思ったりもする。
遅刻の旨を既に連絡してしまったのでそうも行くまいが、今夜は上の空に違いない。
posted by 紫乃薇春 at 17:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | moblog≪夕景≫

2008年11月18日

日常が戻る

日常が戻る〜20081118

THE WHOの武道館公演から一夜明けた。体の端々残る疲れと共にライブの余韻がありありと続いているが、ふと辺りを見回すと変哲のない日常が取巻いている。こんな気分では仕事が手につきそうにない。
それ以上に明日、まだもう一度THE WHOのライブがあることを知りながら同じ時刻に仕事なぞ、考えるだけで憂鬱になる。
いっそ失業しても駆けつけようか。
posted by 紫乃薇春 at 15:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2008年11月17日

THE WHO Live at 武道館

2008年11月17日(月)THE WHO Live at 武道館〜(1)

(おことわり)
文中に当夜の演奏曲目、また文末にはセットリストの掲載があるので(ネタばれ)、殊にファンの方は御注意の程予め申し添えておく。



2008年11月17日(月)
日本武道館

THE WHO

Roger Daltrey/ロジャー=ダルトリー(Vocals)
Pete Townshend/ピート=タウンゼント(Guitar)
Pino Palladino/ピノ=パラディーノ(Bass)
Zak Starkey/ザック=スターキー(Drums)
John "Rabbit" Bundrick/ジョン“ラビット”バンドリック(Keyboards)
Simon Townshend/サイモン=タウンゼント(Guitar)

とうとうこの日が来てしまった。THE WHOの来日が決まり、発売と共にチケットを購入して、これで3度もTHE WHOが聴けるとわくわくしていたが、始まってみればあっという間。今夜で3日とも終ってしまった。
THE WHOの日程としてはまだこの後19日の武道館における追加公演があるが、14日も今日もかなり無理を云って職場に休みをもらって来ており、さすがにこれ以上休む訳には行かない。

今夜も彼等は19時を過ぎて10分と経たない内に出てきて演奏を始めた。横浜の時にも書いたが勿体ぶらないこの姿勢がTHE WHOらしくて私は好きだ。多数の出演者が入替り演奏するフェスティバル等ではセッティングの変更やサウンドチェックに時間もかかろうが、今回は前座も無しのワンマン公演である。様々なチェックは事前に済んでいる筈で、あとは演奏するだけさ、という気概の様なものを感じる。
「I Can't Explain」「The Seeker」「Anyway,Anyhow,Anywhere」と、横浜・埼玉で聴き馴染んだ曲順で次々と進む。過去2回はアリーナ席(横浜アリーナでは「センター席」と呼ぶらしい)だった為、音を正面から受けられる反面客席が平らで前の客達が邪魔になり、正直視界は良くなかった。武道館の席は1階東で、ステージを斜めから観る感じだが段差があり、今までで一番見通しが良い。列がFなのでステージからの距離も遠過ぎず、ロジャーとピートの動きも良く見えた。
4曲目の「Fragments」の前のピートのMCもはっきり聴こえ、曲目紹介に対して歓声が起きていたので(既にこれが2度目、或いは3度目という人も少なからずいようし)今夜は勘違いをした人は余り居なかっただろう。昨夜はいささか辛辣な書き方をしてしまったが、この場に居る全ての人はTHE WHOのファンであり、心からこの日を待ち望み楽しんでいることは良くわかっている。少し拗ねた気分に自分が浸ってみたかっただけなのだろう。
「Who Are You」で嵐の様な歓声が沸き、改めてこの曲の人気を思い知る。ロジャーはこの曲と次の「Behind Blue Eyes」ではアコースティック・ギターを、後半の「Eminence Front」ではエレクトリック・ギターを弾き、嘗てはバンドのリード・ギタリストであったキャリアを忍ばせる。どの音がロジャーのギターなのか殆ど聴き分けられないのが残念だ。アンプに繋がってはいるが、かなり音量を控えめにしてあるのかも知れない。
「Relay」「Sister Disco」と続いて「Baba O'Riley」。ここまでずっと、横浜や埼玉と同じ曲目が連なる。「Baba O'Riley」における客席の反応はやはりひとつのピークで、この曲がTHE WHOのレパートリー中最も人気のあるもののひとつであることは間違いないだろう。いやしかしその後の「Love Reign O'er Me」や「Won't Get Fooled Again」、「My Generation」そして『TOMMY』の中の「Pinball Wizard」や「See Me Feel Me」等でも同じくらいの歓声が上がり、極めつけな筈の曲がそこら中に転がっているのもTHE WHOの魅力だ。
「Eminence Front」ではピートが主役だが、ロジャーのコーラスがこの3日間では最もはっきりと聴こえた。横浜と埼玉ではクチパクの様に感じる程聴き取り難く悲しかったから、武道館まで来て漸く溜飲を下げた想いだ。
『四重人格』は『Who's Next』に次ぐくらいの人気があるのか、「5:15」のイントロのピアノが流れただけで会場がどよめく。ロジャーの最高の見せ場のひとつ「Love Reign O'er Me」が続く。どちらがずれたのかわからないが最初のコーラスのタイミングが合わず、ヴォーカルと楽器隊が噛み合わずロジャーがピートの方を困惑した様に振向き手を泳がせてタイミングを計り直している姿が健気だった。怒っているのかバツが悪いのか表情を読み取ることは出来なかったが、その後のサビのロジャーのヴォーカルは却って気合いが増して力強く響いた。曲の後でロジャーとピートが何やら言い合っていたのがまた複雑ではあるが微笑ましかった。
続く曲は「Won't Get Fooled Again」。ここで横浜或いは埼玉とは曲順に変更を見せる。続いて「My Generation」が演奏されたのでここの箇所は私が行かれなかった初日の大阪のセットリストへの回帰を感じさせ少し意外にも思ったが、今宵最大のハプニングはその後。My Generationのエンディングはやや短めに、徐々にフェイドアウトしていったのだが、そこで終りではなく聴き覚えのあるギターのアルペジォを紡ぎ出した―「Naked Eye」だ!最近のライブでも幾度かやっていることを知ってはいたが、日本ではやってくれないんじゃないかと勝手に思い込んでいた。お流れになった企画『ライフハウス』の為の曲の中でも最もその世界を伝える。70年代初頭のライブの雰囲気を代表する様な名曲だけれども、日本のファンでこの曲をリスペクトする人はどのくらいいるのだろう。私にとっては何より一番聴きたいと思い続けていた曲だけに、今夜はこれだけでもう全てに勝るギフトであった。
アンコールは『TOMMY』メドレーの4曲にロジャーとピートだけでの「Tea and Theatre」。これも既にお馴染みの流れだが、頗る上機嫌のピートがステージの最前部に身を乗出し客を煽りながらギターを弾く姿を見て最前列の人達が心底羨ましく思えた。
「Tea and Theatre」はたった二人だが、これまでのどの曲よりもTHE WHOがバンドであることを感じさせてくれて興味深かった。今夜も一瞬ギターを頭上に掲げかけたが下ろして立てかけた。本編「Naked Eye」の終りも、サポートメンバー最後の曲「See Me Feel Me」でも、そしてこの「Tea and Theatre」もそうだが、ラストを爆音でなく消え入る様に締め括る。ピートの今の想いを顕しているのかも知れない。

これで今年のTHE WHO来日公演に私が行かれる日程は全て終ってしまったが、「Naked Eye」が加わるなど予想外の展開を見せ始めた為、追加公演に行かれないのが本当に悔やまれる。

セットリスト

01 I Can't Explain
02 The Seeker
03 Anyway,Anyhow,Anywhere
04 Fragments
05 Who Are You
06 Behind Blue Eyes
07 Relay
08 Sister Disco
09 Baba O'Riley
10 Eminence Front
11 5:15
12 Love Reign O'er Me
13 Won't Get Fooled Again
14 My Generation
15 Naked Eye

encore
16 Pinball Wizard
17 Amazing Journey
18 Sparks
19 See Me Feel Me
20 Tea and Theatre

2008年11月17日(月)THE WHO Live at 武道館〜(2)
posted by 紫乃薇春 at 23:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽<THE WHO>

2008年11月16日

THE WHO Live at さいたまスーパーアリーナ

THE WHO at さいたま〜20081116(1)

(おことわり)
文中に当夜の演奏曲目について、また文末にはセットリストの掲載があるので(ネタばれ)、殊にファンの方は御注意の程予め申し添えておく。



2008年11月16日(日)
さいたまスーパーアリーナ

THE WHO

Roger Daltrey/ロジャー=ダルトリー(Vocals)
Pete Townshend/ピート=タウンゼント(Guitar)
Pino Palladino/ピノ=パラディーノ(Bass)
Zak Starkey/ザック=スターキー(Drums)
John "Rabbit" Bundrick/ジョン“ラビット”バンドリック(Keyboards)
Simon Townshend/サイモン=タウンゼント(Guitar)

THE WHO初単独来日公演二日目。いや、日程としては三日目に当たるが、個人的な観戦としてはこれが二日目になる。
のっけからネタばれだが、今夜のセットリストは基本的には14日の横浜と一緒。曲目も曲順も変動がないが、「My Generation」の長尺ブルースの流れからさりげなく「Old Red Wine」のエンディング部分のみ手繰り寄せる様に演奏する等細かな部分に変化を見せた。その流れはロック・オデッセイの再現の様でもあって、初来日からTHE WHOの日本における足取りを追ってきた者へのささやかな(THE WHOからの)ギフトの様でもあった。
開場前から売出されるという公認グッズ目当てに充分過ぎる程余裕を持って出かけた横浜と違い(そう高を括っていたのが現地に着いてみると既にグッズを求めて並ぶ長蛇の列が出来ていて、見込みの甘さを思い知らされる破目になったのだが)私事でバタバタした上開演予定時刻も早い為、今日は会場に着いたのがかなり遅めだった。そんなこちらの事情にはお構いなく、今夜もTHE WHOは予定の5分過ぎには出てきてきっちり1曲目の「I Can't Explain」を演奏し始めた。
オデッセイの横浜、一昨日の横浜アリーナに続いてこの曲でのオープニングをこれで三度体験したが、全く飽きはしない。それどころか益々この体験を重ねたいと欲してしまう。他の曲がオープニングだったとしてもそれはそれで「良いなぁ」と思えるのだろうけれど(1970年代初めの「Heaven & Hell」や『Who's Last』における「My Generation」等)、いざ「I Can't Explain」が初っ端に来ればやはり他は有得ないと感じてしまう。この曲が彼等のデビュー曲であると思えば驚異的だ。THE WHOは何と最初から優れた創造力を発揮していたことか。いやしかし所謂「一発屋」として消えて行った大勢の者達は、少なくとも「最初だけは」華々しい作曲能力を発揮してみせた訳であって、THE WHOの本当の凄さはその後も立て続けに「My Generation」や「The Kids Are Alright」、「Substitute」や「Happy Jack」という個性的な単曲を連発しながら、その一方で当時は余り注目されなかったアルバム通してのコンセプトに目を向け『Sell Out』において発現、やがては『Tommy』や『四重人格』でより外見も内実もスケールの大きい作品として結実するに至ったことだろう(尤もこの点については『Sell Out』の同年にTHE BEATLESが『Sgt.Peppers〜』で、THE ROLLING STONESが『Saturnic Magesties』でいずれもTHE WHOより更に早くコンセプト・アルバムを出しており、しかしほぼ時を同じくしてそうした創造力のひとつの山を築いていたことが三大ロックバンドと並び称される由縁の一因でもあるのだろう)
2曲目の「The Seeker」、3曲目の「Anyway,Anyhow,Anywhere」と受けの良いナンバーが続き、次の「Fragments」のイントロで横浜同様またもや大きな歓声と手拍子が起こった。「「Baba O'Riley」と勘違いしているのでは?」というどなたかの指摘はどうやら的を射ている様だ。演奏が進み違う曲であることがわかる頃、波が退く様に客席が静まり返ったのが悲しい哉それを表している様に思えた…気持はわからないでもないが、「Fragments」も名曲なのに、しかも紛れもなく「今の」THE WHOの曲なのにこの反応は同じ客席に居合わせたファンとして複雑な気分にならざるを得なかった。昨夜また「THE WHO」で検索してあちこちの日記を読み漁ったが、殆どがTHE WHO讃歌を謳う中、一部には「聴きたい曲をやらなかった、ピートの歌う曲なんか聴きたくないんだよ」と、確かに額面安くはないチケット代と交通費を引合いに出し酷い損失を被ったかの如く綴っている文章も見受けられて、果たしてこの人は本当にTHE WHOのファンなのか、ただ自分のイメージで固めたTHE WHOを求めているだけなのかと問いたくなりもした。まだ演奏がなってなければ辛口にもなるが、非の打ち処がない訳ではないけれど幾分かの綻びをライブの醍醐味として昇華し、懐メロや伝統芸能に甘んじることなく(幾つかのパフォーマンスはそうした要素と見ることも可能だが)やるからには新しい音を拓く姿勢を失わない彼等。
いや、だが聴き方はそれぞれ、愛し方も人それぞれ。誰がどう、如何なTHE WHOを見つめていてもそれはそれで良いのだ。私が私なりにTHE WHOを愛する在り方も、他の人から見れば甚だ奇妙に映るかも知れない。
「Fragments」の後、しかし「Who Are You」で観客は再びヒートアップ。続く「Behind Blue Eyes」では縦乗りのロックばかりでなくバラードでもTHE WHOが聴衆を虜にし得るバンドであることを証明。この曲と「Love Reign O'er Me」とどちらが人気があるのだろう?などと思わず下世話なことを考えてしまう。作品としての深度は「Love Reign O'er Me」がより上の様にも感じるが、売上げと知名度最高のアルバム『Who's Next』に収録された環境にも恵まれ「Behind Blue Eyes」に軍配が上がるかも知れない。
この日のステージでは比較的長めのピートによるMCの後の「Relay」冒頭ではまたも大きな歓声が上がったが、この曲はそんなに人気のある曲だったか。それとも、ピートが曲紹介をしたそのことに対して反応しただけかも知れないと、「Fragments」に対する反応を目の当たりにした後だけに疑心暗鬼が芽生えてしまう。この時点で今夜のライブを無条件に楽しみ切れていない自分に気付き自己嫌悪に苛まれた。演奏自体は横浜と遜色なく、次の「Sister Disco」が始まっていた。以前に比べて大分速度が緩やかになったとはいえ今だ健在のロジャーのマイク・パフォーマンスがこの曲でも全開で、自分の体の正面でマイクをぐるぐる回しながら横歩きしてヴォーカルを入れるギリギリのタイミングでキャッチする。偶に取り損ない微妙に歌が出遅れるのはミスに違いないが、ロジャーはそれを愛嬌に替える術を持っている。取り損ねてもしっかりもう一回転させて別の向きで再度キャッチ出来る処は40年余りの年季を窺わせる。彼等が当年幾つになろうとどれだけのキャリアを誇ろうと今現役として活動していることが何より私には大事だが、しかし確かに彼等には長い年月を(ブランクもありはしたが)生き抜いてきたという事実がある。
「Baba O'Riley」のイントロが始まり、今度こそ本物と会場全体が揺れ動く。「Fragments」での一件から不謹慎にも生じたわだかまりの所為か今夜は涙も滲みはしなかったが、感動がない訳ではない。むしろ元来THE WHOにはウェットな感傷を拒否する処がある。正確な表現は忘れてしまったが、ピート自身の嘗ての発言にも「スピリッツ(だったか)を信じない」という風なものがあって、それが所謂「泣き」のフレーズで延々とソロを繰り広げるのではなく、もっとバンドとしての純粋に器楽的なアンサンブルを重視した弾き方に通じているのだとも云う。だがピートの望むと望まざるとに拘らずそのギターの響きからは生々しい感情が伝わり、ロジャーの唄は肉声そのものだ。むしろこの「Baba O'Riley」や「Won't Get Fooled Again」に使用した無機質な筈のシンセサイザーにまで血の通いを感じてしまう。

…一昨日の横浜のレポートが闇雲に長くなり過ぎた為完結に済ませようと思っていた埼玉のレポート、書いていたら脱線も含め一層長くなりそうで、おまけにとりとめがなくなってしまった。何処まで記したか。
ピートがリードヴォーカルの「Eminence Front」が今回中盤に挿まれているのは、ロジャーの休憩の意味もあるのかも知れない。前曲「Baba O'Riley」の最も有名なコーラスはピートが担当しているが、ロジャーの唄う殆どの部分は喉に負担を強いるものであり、仕上げには見せ場のピークのひとつでもあるハーモニカも担当する。そしてこの曲の後は「5:15」を経て「Love Reign O'er Me」「My Generation」そして「Won't Get Fooled Again」と容赦ないナンバーが続く。休憩といっても某ストーンズのミック=ジャガーの様にお色直しを兼ねて袖に退く訳ではなくギターとコーラスを受持ちながら出続けなのだが、それもロジャー、そしてTHE WHOらしい。

アンコールのトミー・メドレーは今の定番なのだろうか。最早アンコールの域を超えており、時間はやや短めだがセカンド・ステージと呼ぶ方が相応しい。その意味で本当のアンコールは二人のオリジナルメンバーのみでやる「Tea and Theatre」だと思う。ライブでは滅多に弾かないピートのアコースティック・ギターの繊細な美しさもさることながら、最小限のサウンドだからこそ手に取る様に伝わるロジャーのヴォーカルの表現力!声域は加齢と共に下がってはいるが当り前であって、むしろ今の声に合う歌い方を曲毎にしっかり掴み、最新作の一曲であるこの曲ではのびやかに、しなやかに、そして力強く語りかけてくる。
演奏が終り、弾いていたアコースティック・ギターをやおら頭上にかざすピート。会場からはどよめきが。しかしにやりと笑いながらすぐに下ろして今夜もギター破壊は行わなかった。心の片隅では期待していないとは云えないが、別にそれ(だけ)が見たくてTHE WHOを聴きに来た訳じゃない。

埼玉公演も終り私が聴けるのは明日の武道館、あと一本のみになってしまった。チケットを手にした時は「THE WHOが三回も聴ける」とほくほくしていたのに、瞬く間とはこのことだ。
後で悔やむことのない様、武道館でのTHE WHOを全身全霊に焼付けよう。

セットリスト

01 I Can't Explain
02 The Seeker
03 Anyway,Anyhow,Anywhere
04 Fragments
05 Who Are You
06 Behind Blue Eyes
07 Relay
08 Sister Disco
09 Baba O'Riley
10 Eminence Front
11 5:15
12 Love Reign O'er Me
13 My Generation〜Old Red Wine
14 Won't Get Fooled Again

encore
15 Pinball Wizard
16 Amazing Journey
17 Sparks
18 See Me Feel Me
19 Tea and Theatre

THE WHO at さいたま〜20081116(2)
posted by 紫乃薇春 at 20:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽<THE WHO>

2008年11月15日

夜景〜11/15

夜景〜20081115

THE WHOの夜から一晩経ち、余韻と脱力感の中にいる。
まだあと二晩。気持に体が着いて行くだろうか。
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2008年11月14日

THE WHO Live at 横浜アリーナ

横浜アリーナ〜20081114

文中に当夜の演奏曲目、また文末にはセットリストの掲載があるので(ネタばれ)、殊にファンの方は御注意の程予め申し添えておく。



2008年11月14日(金)
横浜アリーナ

THE WHO

Roger Daltrey/ロジャー=ダルトリー(Vocals)
Pete Townshend/ピート=タウンゼント(Guitar)
Pino Palladino/ピノ=パラディーノ(Bass)
Zak Starkey/ザック=スターキー(Drums)
John "Rabbit" Bundrick/ジョン“ラビット”バンドリック(Keyboards)
Simon Townshend/サイモン=タウンゼント(Guitar)

ここでこうしてTHE WHOのライブレポートを書く日が本当に訪れるなんて。
2004年7月のロック・オデッセイにおける初来日にも行ったのだけれども、その時はまだこのブログを始める前だったのだ。あれから4年、「最初で最後」などと本気で思っていただけに感慨もひとしおだ。

開演予定の19時を10分程過ぎて客電が落ちると、誰からともなく歓声が上がる。歓声がどよめきに変ったのでステージに目を凝らすと、出演者が次々と登場。勿体つけることなくピートとロジャーも他のメンバー達と共に出てきて、各人が楽器を構えるとこれも勿体ぶらずにすぐさま1曲目の「I Can't Explain」のイントロが始まる。オデッセイの1曲目もこの曲だった。あの時はTHE WHOがこの世で初めて日本に降立ち一等最初に出した音、その場に居合わせられたという感慨で正に頭の中が真っ白になった。今回はその追体験にも似た感情が初めのうち芽生えたが、やがてその時差ぼけからも逃れ、今確かにTHE WHOと同じ空間でTHE WHOを現体験しているのだという実感が押寄せた。THE WHOの音はヴェールの向こうでなく、極めて実在感に満ちている。
2曲目の「The Seeker」に続き、大阪では「Relay」が演奏されたそうだが、横浜では「Anyway,Anyhow,Anywhere」。現存する二人のオリジナルメンバー、ピートとロジャーの共作になるこの曲はレコードの音源でも即興性と実験性に溢れた初期の名曲で、そうした作品を今のTHE WHOが取上げる意味が興味深い。因みにオデッセイでも演奏されたが、今夜はこの曲が入った代りに近年のバラードの名作「Real Good Looking Boy」が外れる形となった。
4曲目は最新アルバムから「Fragments」を。イントロのシンセサイザーのループに大きな歓声が起こったが、「Baba O'Riley」と勘違いしたのでは?―という意見が大阪のレポートであったが、実際はどうだろう。その「Baba O'Riley」はセットの後半に用意されていたが、個人的には「Baba O'Riley」とこの「Fragments」の曲順は入替えた方より良かったかも知れないと思う。
「Who Are You」はスタジオ録音ではキースのドラムが亡くなる直前ということもありやや軽く聴こえて正直物足りなさがあるが、ライブでは紛れもなく最高のポップ・チューンのひとつだ。プログレッシヴな展開に満ちインテリジェンスを要しながらTHE WHO本来のバイオレンスを失わない。〜Who Are You, who, who, who, who〜と聴衆が一体になるコーラスもあり、度々ライブで演奏される訳も観客が喜ぶ理由もわかる気がした。曲中に背後を振返ると、開演前には空席だらけでどうなるかとハラハラした客席もほぼ満席、そしてセンター席のみならずスタンド席の観客までが皆総立ちになり心から楽しんでいる様子で嬉しくなり、思わず笑い出すと共に涙が溢れた。そうか、今まで何処に潜んでいたのか知らないが、これ程多くの君達が皆THE WHOが来るのを待っていたんだね。
名作バラード「Behind Blue Eyes」の後、「Relay」を演奏。昔レコードで聴いた時余りのカッコよさに一発で好きになったが、シングル盤のB面曲でオリジナルアルバムには収録されていない地味な立ち位置の為ライブでは余り演奏されないのかと思っていた。当時は『Who's Last』が出るか出ないかの頃だったから尚更そんな悲観が強かったのかも知れない。だが近年、2000年に行われたロイヤルアルバートホールでの公演を収めたCDにはこの曲が収録され、更には最新作『Endless Wire』のボーナストラックにも別のライブ音源が収められ、最近になって脚光を浴びている模様。勿論ライブに行かれなければ始まらないが、ここに来て4年前の初来日と今年の単独公演。そして大阪では演奏されたと知り俄に期待が高まった。だが横浜ではあっさり3曲目から外され今夜はないものと諦めかけていた処に不意打ちで嬉しいやら戸惑うやらと云った処。近年のTHE WHOのライブでは長尺で演奏される曲が幾つかあるが、これもそのひとつで今のTHE WHOの音を堪能した。
意外な選曲は次の「Sister Disco」。大阪でのセットリストに載っていたので現場ではさほど驚きはしなかったが、アルバム『Who Are You』から表題作以外が演奏される、それだけのことが新鮮だった。原曲は最後、トーンダウンしてピートのアコースティックギターのソロで終る処、ライブではエレキだがやはりトーンを下げ繊細且つ破壊的なピート独特の弾き方でここも長尺。ライブでの実際の演奏曲目は決して多くはないがその分一曲一曲をたっぷり聴かせてくれるのが目立っていた。
そして「Baba O'Riley」。オデッセイではこの曲の冒頭のシンセサイザーループが聴こえただけで嗚咽した私だが、果たして今宵も両眼から涙が止まらず、頬を伝うのみならず床にまでボタボタと滴り落ちてどうにもならなかった。この曲がどんな曲なのか、シンセサイザーループに始まりどう展開してゆくか、わかり過ぎるくらいわかっているのにこの有様は…この曲の持つ、地の底から湧き上がってくる様な肯定感、色々辛いことも理不尽なこともあるけれど、それでも道の先には希望がある、これが生きるっていう、生きているっていうことなんだ、と優しく、しかし確信を持って諭される様なこの曲の佇まいに有無を云わさず圧倒されるからだろう。シンセサイザーループのシンプルイズベストな素晴らしさ、次第に厚みを増すサウンド、肯定的なメインヴォーカルにピートの謳う「Don't cry〜」の下りでの大合唱、そして最後はテンポを急激に早めてゆくコーダにおけるロジャーのソウルに満ちたハーモニカ、何処をとっても完璧な曲だ。
続く「Eminence Front」は一転してテクノ調のシンセサイザーに乗せたピートの独壇場。リードギターもリードヴォーカルもピート。ロジャーはサイドギターとコーラスに徹しているが、本来のリードヴォーカリストが脇役に見えてしまう場面が多いのも確かにTHE WHOらしさなのだ。良いか否かはともかく。
アルバム『四重人格』から2曲、「5:15」と「Love Reign O'er Me」を。「5:15」はまたもや長尺の曲。「Love Reign O'er Me」はピート=タウンジェンド作だが、海外のライブではロジャーに対してスタンディング・オベーションが行われるという、ロジャーのヴォーカルがその表現力を極限まで魅せるTHE WHOのバラードの最高傑作。前夜の大阪ではロジャーの声を不安視するレビューが幾つもあったので心配していたが、横浜でのロジャーは曲により不安定さはあるが出る処はしっかり出ていた様に思う。この曲でも見事に唄い切った。
そしてライブは佳境に。「My Generation」―大阪では本編のラストと読んだが、横浜では「Won't Get Fooled Again」の前に演奏されて起爆剤となった。いや、この曲だけでまた長々と続き、嘗て1960年代に「My Generation」だけで30分も40分も演奏したという逸話を思い出しながら聴いた。本編ラストの「Won't Get Fooled Again」は二度と騙されない、二度と馬鹿にされないと謳いながら「Baba O'Riley」と対を成すシンセサイザーと確信に満ちた足取り。1971年にこんな完成された曲を作りながら、ピートはその後何を迷う必要があったのだろう。彼の歩みは現在まで今だに曲がりくねった棘の道だ。

アンコールを望む客に応えて演奏されたのはロック・オペラ『トミー』からのメドレー。オデッセイの時と同じで、「Pinball Wizard」に始まり「Amazing Journey〜Sparks」そして「See Me Feel Me」。一度馴染んだ構成とはいえ演奏は正しくライブで二度と同じにはやらないし、曲も殿堂入りする様な名曲ばかりなので何度でも聴きたいと思えてしまう。その後ピートとロジャーを残してサポートのメンバーは皆下がり、ピートのアコースティック・ギターに乗せてロジャーが唄う「Tea and Theatre」。最新作からの1曲で、たった二人、しかしこれが今のTHE WHOの生の姿だ。そしてこれこそがロックなのだ。
嘗てインタビューで「ロックとは何か?」と問われたピートがギターを一発ガーンと鳴らして「It's Rock!」と云い放ったというエピソードを思い出した。これがロック、俺がロック、彼こそがロックそのもの。
若い頃にロックと呼ばれる音楽を聴きかじった時代があるが、その殆どを今、忘れてしまった。ふと我に返ってみたらその殆どがつまらないのだ。退屈に時を貪るなら音楽なぞ聴かない方が良い。
しかしTHE WHOだけはその後もずっと、波はあっても私の傍らにあった。どうせ生で聴けることなどないのだろうが、レコード、或いはCDに刻まれた彼等の世界はそれだけで充分ユニークだった。
それが今、こうして日本に居ながらにしてそのライブを享受出来る時代が来るなんて―彼等をジジイだの老いぼれだの云う人達もいるが、一度は閉ざし鍵までかけた扉を再び開けて出てきた彼等。今でも逡巡は続いていると云うが、やると決めたからには面白くない訳がない。過剰とも思える期待に彼等はがっちりと応えてくれた。ロックもこれならば面白い―いや、やはりこれこそがロック。
この感動を少なくともあと二度も味わえるなんて、私は確かに幸せ者に違いない。



セットリスト

01 I Can't Explain
02 The Seeker
03 Anyway,Anyhow,Anywhere
04 Fragments
05 Who Are You
06 Behind Blue Eyes
07 Relay
08 Sister Disco
09 Baba O'Riley
10 Eminence Front
11 5:15
12 Love Reign O'er Me
13 My Generation
14 Won't Get Fooled Again

encore
15 Pinball Wizard
16 Amazing Journey
17 Sparks
18 See Me Feel Me
19 Tea and Theatre

月〜20081114
posted by 紫乃薇春 at 22:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽<THE WHO>

夕空

夕空〜20081114

晴天だが胸騒ぎのする様な夕映えの空。自分自身の昂りがそう見せるのだろうか。
昨夜は仕事帰りにiPodでTHE WHOを聴きながら、携帯でmixiのTHE WHOコミュニティの大阪公演トピックを追った。聴きに行かれなかったがせめてもの追体験と自分の行く横浜公演へのデモンストレーションとして。ライブを聴いた人達の感想を読んでいるだけで目が潤んでしまい、列車の中で「アブナい人」になってしまった。帰宅してから明け方まで、することも確かにあったが仲々寝付けないでいた。
こんなに昂奮して一体どうするつもりだろう?と思うのだが、あと3時間もすればTHE WHOに逢える。この想いは今夜、焼き尽すまで吐き出そう。
posted by 紫乃薇春 at 16:25 | Comment(0) | TrackBack(0) | moblog≪夕景≫

2008年11月13日

陽射し

陽射し〜20081113

数日振りの秋の陽射しに緑は酸素を吐き出す。

今日、大阪ではTHE WHO来日公演の初日が行われる。今夜聴ける人が正直羨ましくないと云えば嘘になるが、明日からの関東公演を楽しみにしていよう。
誰か今夜のセットリストを載せてはくれないか。

この楽しみの一方で、ミッチ=ミッチェルの訃報が届く。嘗てTHE WHOと同時代に生きたグレイテスト・ギタリスト、ジミ=ヘンドリックスのバンドのドラマーだった人だ。
キース=ムーンとスタイルは違うが音数の多いドラムで、キース亡き後THE WHOのドラマーに…と個人的に思ってみたりしたが、これで叶わなくなった(ザック=スターキーのいる今、他のドラマーは必要ないと云えるが)
謹んで御冥福を祈る。
posted by 紫乃薇春 at 15:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | 写真館

2008年11月12日

13.5℃〜11/12

13.5℃〜20081112

北国の冬の様な空が今日も続く。
地元の駅では昨夜クリスマスの飾り付けを施していたが、私にはまだ少し遠い華やぎだった。
posted by 紫乃薇春 at 15:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | moblog≪寒暖≫

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