2008年02月29日

閏日

4年に1度の閏年の、今日は閏日に当る。

Wikipediaによれば、閏日(うるうび、じゅんじつ)とは
「太陽暦において暦と太陽の運行(季節の移り変わり)とのずれを補正するために入れられる日」とのこと。「閏」という言葉がそもそも「暦の上で1年の日数や月数が普段の年(平年)よりも多いこと、または1日の秒数が普段の日よりも多いこと。またはその余分な日・月・秒のこと」(Wikipedia)とある。
閏日を2月に置く様になった経緯は古代ローマに遡るらしく、初期のローマ暦において年始が3月、年末が2月であったことから2月を日数の調節に用いたことが由来だそうだ。
しかしまあその様な知識はなくとも、2月を28日までと思い込み暦を取違える様な迂闊がなければ生活に困ることはあるまい。

ところでこの閏日、日本では2月29日を指すと当然の様に思われているが、欧米においては2月24日が閏日に当てられるという。現在は欧州連合による決定、そしてローマ・カトリック教会の宣言により欧州諸国でも2月29日を閏日とする動きが進んでいる様であるが、非カトリック圏で聖名祝日の決定を厳密に行う国(殊に東欧、北欧の諸国)においては今後も2月24日を閏日とする可能性が高い様だ。
この、2月24日を閏日とする理由は古代ローマ暦に端を発するとのことだが、正直日本人である私にとっては余りにも実感に乏しく、文献を紐解いてみても上手く説明する自信がない為、御興味がおありの方は先述のWikipediaなり西洋の暦に関する書物なりを御自身でお調べ頂きたい。

当ブログを始めたのは前回の閏年に当る2004年。しかし9月からの為、閏日を迎えたのは今日が初めてになる。その為どうしてもこの日に日記を書いてみたかった。ただそれだけの日記である。

 Wikipedia:閏日
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2008年02月28日

14.0℃〜2/28

14.0℃〜20080228
昨夜はやはり冷えた。放射冷却に強風も相俟って、帰り道には著しく体温を奪われた。こんな時用心を怠ると覿面に体調を崩すのだろう。
今日は澄んだ青空にうららかな陽射し。だが風はまだまだ冷たくて、今夜もまた冷えるのではないかと思わせる。それとも、明日からまた気温が上がるというのでその兆しを匂わす温もりが差すだろうか。

先日買った缶コーヒーに付いていたウルトラセブンのストラップ、同番組に登場した数々の星人達が収められているのかと思いきや、容器をよく見ると「働くウルトラセブンフィギュア」と書いてある。果たして、入っていたのは写真の如き代物であった。
正直極めて微妙な気分にさせられいささか面食らってしまったが、今日もついまた買ってしまうのであった。



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2008年02月27日

11.0℃〜2/27

11.0℃〜20080227
昨夜職場を出ると大粒の雨が降りしきり、雨の勢いはさほど強くはなかったが横殴りの風の所為でずぶ濡れになってしまった。肌着まで水が染みて頗る具合の悪い思いをしたが、地元に着く頃にはあっさり止んだ。気温が案外高めであったことも救いと云えよう。
今日、天気は回復する予報だったが雲が出て灰色の空だ。しかし気温も予想された程下がり切らず今はまだ凍える程ではない。夜になれば放射冷却で寒さが募るかも知れない。

昨夜mixiで、数年前まで親しく付合っていた友人を一人発見。元々仲違いでなくただお互いの多忙の為に行来が遠退いていただけだったので、早速メッセージを送り返信をもらって無事にマイミク。
理不尽な出来事も多い世間だが、こうした再会は胸を和ませ弾ませてくれる。



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2008年02月26日

11.5℃〜2/26

11.5℃〜20080226
今日、出掛けに玄関の扉を開けるとフワ…と梅の香りに包まれた。先日既に八分咲きだった白梅が今や満開。地面を見ると花びらが幾枚も散り落ちている。今が盛りだろうか。
今夜は空が荒れるそうなので、元来桜より長持ちする花とは云え大分寂しくなってしまうかも知れない。

いつも行き掛けには駅のコンビニで缶コーヒーを買うのだが、今日はおまけがついていた。
正直中身が飲めれば良いのでおまけは大抵要らないものばかりだが、今回は見ると「ウルトラセブン フィギュアストラップ」と書いてある。何を隠そう円谷ファンの私にはツボな代物。これから暫く、普段より余分に買ってしまいそうな気がする。



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2008年02月25日

14.0℃〜2/25

14.0℃〜20080225
春嵐の週末が過ぎてうららかな陽射しの月曜日。今日も寒くなるとの予報だったが今の処は暖かさが日溜りに溢れている。
しかし明日は下り坂、その後は週末まで概ね好天が続く見通しだが、こうして春が次第に色を濃くしてゆくのだろうか。

春一番とその後も続く強風、だがそれ以上に私自身の怠惰の所為で先の週末もカノープスを認めることは叶わなかった。
このシーズンは遂に一度も拝むことなく終るのだろうか。



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2008年02月24日

春一番の名残か今日も外は強風が吹き荒んでいた。それに気圧された訳ではないがだらだらと、結局終日だらしなく過ごした。いつもの週末か。
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2008年02月23日

春一番

春一番〜20080223(1)
本日13時18分、横浜で最大瞬間風速23.4m/sを観測、春一番が吹き荒れた。
東京都では13時24分、最大瞬間風速15.9m/s。昨年より9日遅いとのこと。

今朝は遅くまで起き昼前に床に就いた私であるが、部屋の窓のビリビリとたわむ様な異音に気づいて目が覚めた。その後軽い食事を摂りまた居眠りしてしまったが、室内は暖房も入れていないのに蒸す様だった。南海の湿気に満ちた暖気をたっぷり運んできたのだろうか。

夕方目覚めると一変して室内は冷え切っていた。春一番の後、今度は強い北風が圧し戻す様に吹いた為らしい。
夜、突然の雨に注意という予報が出ていたが、外は星が綺麗に瞬いていた。激しいスピードで流れる雲が気になったが、カメラと三脚を担ぐと近所まで出かけた。雲の切れ間からカノープスが見えやしないかと期待した。
だが生憎地平付近は雲がかかり―というより少し、出るのが遅かったかも知れない。もう2月も下旬。カノープスのシーズンとしてはそろそろ終りかけ。余程天気の良い日に限り、確実に見るならまだ明るい内に南天の地平まで拓けた場所に出かけてスタンバイしておかなければ間に合わないかも知れない。明日の夕方もし晴れていればと思うが望みは薄いか。

帰宅して、庭の白梅が大分開いていたのを何枚か撮った。
ふと東の空を見ると立待の月が上り始めていた。いや、十六夜か。
春一番〜20080223(2)
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2008年02月22日

16.5℃〜2/22

16.5℃〜20080222
漸く金曜日。先週は連休の為に実質一日少なかったこともあり、今週はより長く感じてしまう。
春先の温もりも今日は蒸し暑いくらいに気温が上がっているが、週末は冷込むとのこと、今夜辺りには急激に気温が下がるかも知れない。

相方は今日は地元で芝居を観るとのこと。楽しみが身近にあるというのは良いことだ。

井上陽水ツアーの日程が今月二十日に追加された。宮城の仙台、長野の松本、新潟の上越等が新たに加わった模様。
仙台は土曜日、松本は日曜日なので、先行発売等の情報を捉え今後のリストに加えたい。



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2008年02月21日

14.5℃〜2/21

14.5℃〜20080221
昨日今日暖かな春の陽射しが続き、夜は冷えるが陽光の恩恵に浴している。
しかし三寒四温の言葉通り、週末はまた冷込むとのこと。その分晴れてくれれば文句はないが、風邪の初期症状を思わせる違和感があるので健康管理にはくれぐれも留意したい。

市川のライブハウス「りぶる」のマスター・須田さんが行方を暗まして昨日で二年が経った。昨年その記事を綴った時には「このままが続くなら、また来年も」と思っていたが、今年の初めにある友人から「りぶる」の現状―既に「跡地」と化していることを知らされ、思う処があって今年は結局昨日のうちにしたためることが出来なかった。
しかし気持が途切れた訳ではなく、今年も何らかの形で記しておきたいと思うので、この場を借り書留めておく。



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2008年02月20日

14.5℃〜2/20

14.5℃〜20080220
二月も今日で二十日。早くも下旬に差掛かった。他の月なら二十日までは中旬と云いたい処だが、二月は短い。今年は閏年の為二十九日まであるが、それでも他の月には満たない。

振返るとこのブログを始めたのが二〇〇四年。前回の閏年に当たるが、その年の九月からの開始なので閏日を迎えるのは今年が初めてになる。
四年近くもしかしよく続けていると思う。怠惰で飽きっぽい性格なのに。



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2008年02月19日

14.0℃〜2/19

14.0℃〜20080218
今年の桜の開花予想が届いた。昨年は記録的に早い開花となったが、今年は平年より数日遅めとのこと。今年、殊に一月下旬から続く寒さが影響するだろうということだ。
桜は温度に敏感なのでこの後急激に気温があがれば開花が早まることもあるだろうが、僅かに遅めというならそれに越したことはない。昨年は誕生日の頃には既に粗方散ってしまっていた。幸か不幸か花祭の日に生まれたのだから、他に何がなくともせめて桜を愛でて過ごしたい。



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2008年02月18日

週明け

週明け〜20080218
昨日は怠けて夜、買物にだけ出かけて済ませた。西荻窪でさがゆき×渋谷毅×潮先郁男の熟したライブがあった筈だが不意にした。下北沢では灰野敬二と内橋和久のライブもあった筈だがそちらも不意にした。
すっかり暮れてから家を出ると、瞬く星空に月明り。ひょっとしたらこの冬、カノープスを観るなら昨晩が絶好の機会だったかも知れない。今週末晴れたらカメラと三脚を担いで鎌倉の海岸にでも行ってみるか。しかしそろそろ今年のシーズンも終りだ。

今日からe+にて井上陽水ツアーのプレオーダー受付開始。五月の広島の分を予約。JCBオンラインで四月の札幌の分も予約。どちらも確約でなく抽選なのが非常に心許ないが、当ることをまずは祈ろう。
駄目だった場合は次の手段も考えなくてはならないかも知れぬ。



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2008年02月17日

【訃報】小沢靖氏 死去

昨夜灰野敬二のサイトを見ていて愕然となった。正確に云えば灰野敬二のライブ情報を調べていた相方がサイトを見て、慌てて電話をくれて知ったのだが、表紙より入ってすぐ、スケジュールの頁の上段に以下の通り記されていた。

訃報
不失者ベーシストとして活動した小沢靖氏は、
2008年2月7日朝方に、
肺がん・肺気腫のため永眠いたしました。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
日付からしてもう、十日も経ったことになる。灰野の活動ペースは相変らずなのにこの2〜3年不失者のライブが無いことを残念にも怪訝にも思っていた。2000年前後に高橋幾郎が脱退して以来ドラマー無し、小沢と二人で活動を続けていた不失者であるが、ふっつりと途絶えたのは「灰野さんが自分でドラムを叩くのがしんどくなったからだ」等と冗談めかしながら話していたものだが、その一方で「小沢さんはどうしたのだろう」と少々不安も感じていた。元々、不失者のベーシストとしての活動以外は文字の上での微かな知識しかなく普段は何をしているのかさえよくわからなかったが、「もしかしたら灰野さんとの間に何かあったのだろうか」「具合でも悪いのだろうか」と心配し続けていた矢先である。矢先というには何年も経過し、挙句訃報を知ったのは亡くなってから十日も過ぎてからという迂闊さが情けない。

灰野敬二の活動は多岐に亘っているが、その多くのユニット或いはセッションの中で私が最も好んだものがソロ及びこの不失者であった。時により波の激しいソロに比べ不失者は常に一定水準以上の音を維持し続けており、自由度はソロに一歩譲るが安定感は随一だったと云って良い。灰野は勿論だが、不失者を不失者たらしめていたのは小沢による処が実に大きく、灰野敬二のイメージする音楽、その場その場で望む音運びを全て先読みしている様なベースは正に圧倒的であった。実際、灰野のソロ以上に聴きに行くなら不失者が聴きたいと望んでいたのだが、こうなってしまっては果たして今後灰野が再び不失者としてのライブを行うのかどうか。入替りの激しかったドラムはともかく、ベースは小沢以外には考えられない処もあり、永遠に封印されてしまうのではないか。

享年は定かでないが、とあるサイトに「ステレオLP発売の年に生まれたのも何かの縁かもしれない」とあり、『レコード史年表』によればRCA、及び日本ビクターにより初のステレオLPが発売されたのが1958年とあるので、今年で50歳、或いはまだ49歳ということになる。いずれにしても若過ぎる。北村昌士も昨年同じくらいの若さで他界したが、惜しむべき才能が余りにも早く、次々に失われてゆく。

灰野敬二を取巻く人達で云えばデレク=ベイリーが2005年暮に歿し、また昨年夏には『蒙古斑革命』において灰野と対談した山口小夜子がまだ50台(年齢非公表)で急死しており、その他にも友人や知人の訃報が相次いでいるらしい。灰野自身が1952年生れの今年56歳になるのでそうした話が増える年齢に差掛かっているのかも知れないが、この度の小沢靖は共演者として、最も灰野に近い人の訃報だけに灰野の胸中は如何ばかりであろうか。
先日2月10日に行われたHan Bennink来日公演に出演した灰野が「どうせ形あるものはみんな死にゆく」という言葉を詩にしたという話が伝わっているが、それが灰野の今の想いを端的に顕しているのかも知れない。

どうしても、「灰野敬二の共演者」としての視点からばかりになってしまい恐縮であるが、この場を借り謹んで小沢氏の御冥福をお祈りする。



灰野敬二公式サイトスケジュール(小沢靖氏訃報掲載)
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2008年02月16日

【演劇】E-Pro『よくないこと』【ネタばれ】

三寒四温の四の字が嵌る週末。午過ぎに一度「突然の雨に注意」というウェザーニューズからのメールが届いたが、立体的な雲が遠くに幾つか浮かんではいるものの結局は晴れた。消し忘れた暖房の所為もあるが、室内にいると汗ばむ程だ。
今夜は江古田に行き、E-Proという処が企画する舞台『よくないこと』を観に行く。40〜50分程の短い芝居で入場無料。2年程前に知合った劇団ク・ナウカに所属する片岡佐知子が出演するというので、その伝手で今回の公演を知った。ク・ナウカは昨年2月の『奥州安達原』を最後に劇団としての活動を休止しており寂しい限りだが、今回ク・ナウカを離れた場所における片岡佐知子の演技が観られるのは恐らくまだ知らぬ面を知ることになり楽しみである。勿論、芝居自体を楽しみにしている。
開場に充分間に合うつもりがいつもの如く出遅れてしまい、開演予定の19時にぎりぎりになりそうだ。行き馴染んださがゆき等多くの音楽のライブと違い、芝居の場合は開演予定時刻に忠実に始まることが基本なので迂闊にも遅刻の惧れがある。
一分、いや三十秒でも良いから始まる前に入場出来ることを祈る。

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江古田・ストアハウスにて、E-Proによる芝居『よくないこと』を観賞。

演出:
 中野成樹

出演:
 中村彰男
 山本郁子
 ゴウタケヒロ
 片岡佐知子

この演出家による演出は同じ期間の同じ芝居でも回を追う毎に変ってゆくらしいので、全てを知ろうと思ったら全日全公演を観なければなるまい。「芝居は生き物」であることを端的に顕している様で興味深いが、生憎そんな時間は得られないので今日観られた舞台のみ。だが感想を書くにはそれで充分な筈だ。実際は明日まで公演が続くので「ネタばれ」ということを考えると何処まで書いて良いのかわからない。しかしどのみち私の薄識では大したことは書けないので適当に、不足な点は御容赦頂きたい。
小劇場独特の匂いのする舞台には一見シンプルだが巨大なセットがひとつ。中央には木製の扉があって、その両脇は出張り、石?だかコンクリート?らしき壁になっている。この日の流れ―芝居をまずやり、その後二部に分けたトークショーを行う旨をアナウンスする間にセットの前には男が一人登場。フェードインする様に芝居は始まっていた。
芝居は一幕四場。最初、セットは何らかの建物を表していることはわかったが、それが何かがわかったのは開演後数分経ってから。だが木製の扉のやや上部にやはり木製の小さい小窓がついているのが見て取れたので、その時点で気づいても良かった。
男がものぐさそうな動作で立上がった後に台詞を発し、それは呼びかけの言葉であるのだが、幾度目かで壁の向こうから女の声が返ってきた。暫くセット越しに噛合っているのかいないのか定かでないやり取りが続き、出演者は4名となっているが初めの男以外は全て声のみの出演かと思ったくらいだが不意に壁の向こうから別の男の声が聞こえた処で暗転。セットを180度ぐるりと裏返した。
セットの裏面は正にそれまで客席から見ていた「部屋」を外側から見たものであり、このセットが二次元のハリボテでなく三次元の実質を伴うものであることがわかる。だが、これまでは「部屋」の中に客席がある形で男の立場を客が同時に追体験する臨場感をもたらしていたものが途切れ、観客はあくまで観客であるという疎外感を生む原因にもなってしまったのがやや残念。しかしそれも演出の狙いか。
第二場はセット反転前の別の男が登場する処から始まり、その反復が場と場の切れ目を貼合せる接着剤の役割を果たした。それは二場から三場、三場から四場への場面転換でも同じ手法が用いられた。第一場では声のみの出演だった女と二人目の男が手前に登場。逆に最初の男がセットの裏に回って声だけの出演に。第一場同様第二場も埒の開かないやり取りが交わされる。二人目の男が一度立去り再び戻ってきた処で三場に移るが、ここで遂にセット中央の扉が開かれる。良く出来たセットだが、同時にセットで分断されたこちらと向こうの世界が三次元で繋がり、交錯するきっかけともなる。
第三場。「部屋」の中が手前に戻り、向こうの世界から二人目の男が侵入してくる。それまでは会話をしている風でいて実際は行来のない独り言が偶々シンクロしていただけとも取れたものが現実に関連し合う事実が突きつけられる。会話は相変らず取りとめがない様でありながら次第に歯車が合ってくる。だが噛合う先は奈落の様だ。「よくないこと」―このタイトルを開演前からずっと脳内で考え続けていたが、それはこの芝居の主題であると同時に、決してそれに縛られ惑わされてはいけないのだと云い聞かせていた。縛られてはいけないが、「よい」か「わるい」かで観た場合、「よくない」ことが絶えず話を支配しこの先も起こりそうな気配を見せている。
二人目の男が腕に下げた紙袋から或る物騒なものを取出し空気が緊迫感を帯びた処で、仲々登場しなかった二人目の女、最後の人物の声が壁の向こうに響く。ここで暗転。最終四場へ。
噛合い始めた会話が険しい動きを生み、穏やかでない出来事が起こるが、それは向こうに回った「部屋」の中で行われる。観客には何が起きたのか、台詞から察しはつくが本当の処はわからない。二人目の男と二人目の女が去った後、最初の女がこちらから向こうへ、扉を開けて入ってゆくがそこで交された出来事も台詞からしかわからない。そして女が向こうからこちらへ、扉を潜って戻る処で芝居は終了。
時間の経過に伴う話の流れはあるが、はっきりした結末は語らない。所謂「オチ」がない。ルイス=ブニュエルの『昇天峠』や『砂漠のシモン』等の映画を私は思い出したが、これらは作者が望んでそうした訳ではなく予算の都合で結末を撮れなかったことが結果として不可解な余韻を生出すことに成功した例であり、演出家の意図として「最後」を描かないこの芝居とは成立ちも意味合いも異なるだろう。ただ、パズルのピースは全て用意しておいてその仕上げは観客に委ねているという処で同じ様な手応えを感じた。そうした芝居、或いは映画の在り方が良いか悪いかはわからない。ただ、私事で恐縮だが以前文章を書いていた時に、同様に「時間の経過による話の流れ」だけで「オチ」は書かないことを好んでいたこともあり、あくまで主観だがそこに通じるものを感じた。

芝居の後は日劇の藤崎周平氏、現在は気象予報士として有名(?)な木原実氏、そして演出者・中野成樹氏によるトークショー。実際はその大半が木原氏のワンマントークという有様だったがこれが本編の芝居に勝るとも劣らず面白く、とても入場無料とは思えぬ充実した時間を過ごした。小休憩を挟み場所をホールからロビーに移して2本目のトークショーが行われる筈であったが所用により私はそこまでで退出。その後どんな話が展開されたのだろう。

この舞台は翌2月17日(日)15:00の回が残されており、再度観に行きたいのは山々だが私の生活習慣では間に合うまい。
尚、この芝居には原作があるそうで(ウィリアム=サローヤン『おーい、救けてくれ』)、中野氏がトークショーにおいてその大まかな筋をさっと述べたが実にシンプルでわかり易い内容であった。
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夕景〜2/16

夕景〜20080216
三寒四温の四の字が嵌る週末。午過ぎに一度「突然の雨に注意」というウェザーニューズからのメールが届いたが、立体的な雲が遠くに幾つか浮かんではいるものの結局は晴れた。消し忘れた暖房の所為もあるが、室内にいると汗ばむ程だ。
今夜は江古田のストアハウスという場所に行き、e-Proという団体が企画する舞台『よくないこと』を観に行く。50分程の短い芝居で入場無料。2年程前に知合った劇団ク・ナウカに所属する片岡佐知子が出演するというので、その伝手で今回の公演を知った。ク・ナウカは昨年2月の『奥州安達原』を最後に劇団としての活動を休止しており寂しい限りだが、今回ク・ナウカを離れた場所における片岡佐知子の演技が観られるのは恐らくまだ知らぬ面を知ることになり楽しみである。勿論、芝居自体を楽しみにしている。
開場に充分間に合うつもりがいつもの如く出遅れてしまい、開演予定の19時にぎりぎりになりそうだ。行き馴染んださがゆき等多くの音楽のライブと違い、芝居の場合は開演予定時刻に忠実に始まることが基本なので迂闊にも遅刻の惧れがある。
一分、いや三十秒でも良いから始まる前に入場出来ることを祈る。



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2008年02月15日

13.0℃〜2/15

13.0℃〜20080215
昨日と同じ様な空模様。気温は一度低いがその差を余り感じない。こんな日は風さえなければ夜も幾らか過ごし易いというものだ。

SNS「mixi」に登録していることは以前書いたが、mixiと同等の歴史を持つSNS「GREE」にも実は登録している。始めてもう一年くらいになるが、二つのSNSを掛け持ちでフル回転は厳しくこちらは専ら閲覧が主である。
昨年秋からマスコットめいた「生き物」が登場し飼い始めたおかげでログインの頻度だけは格段に増した。リンクする友人が二人いたが、一人が退会してしまい残念な想いをしていた処、先頃別の友人が新規参入。楽しみもささやかに増えそうな今日この頃である。



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2008年02月14日

14.0℃〜2/14

14.0℃〜20080214
昨夜はよく冷えた。今冬一番の冷込みと予想されてはいたが実際、夜の気温は職場の近くで0℃、地元で0.5℃。今朝未明から明け方近くには氷点下に落込んだだろう。
一夜明けて今日は昨日より僅かに気温が上がり、陽射しの温もりも頬に紅が差す程に柔らかく感じられる。風が幾分弱まったのも救いだろう。日によって温度変化が激しいのはやはり三寒四温のなせる業か。

今朝起きると相方からの宅配便が届いていた。カファレルのチョコレート、ジャンドゥーヤとバレンタイン・セットだ。このメーカーのジャンドゥーヤは定評があり私も好物なので非常に嬉しい。
出遅れたが、今週末にはやはり銀座に寄り行きつけのチョコレート・ショップの暖簾を潜らねばなるまい。



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2008年02月13日

13.0℃〜2/13

13.0℃〜20080213
本日はほぼ快晴。気温も13℃とさほど低くはないが、風が強く冷たい。陽向にいれば強い陽射しが温もりを持ち風はただ煙たいだけだが、日陰に入ると肩をすぼめてしまう。今夜は酷く冷えるだろう。この風が凪いでくれればまだ過ごし易いが吹きさらしは体に毒だ。おまけに寝不足が祟っている。
明日はバレンタインデーとあって周囲も何処かそわそわしている。先の月曜日が休日だったので、銀座のチョコレート・ショップに行かれたら何らかの形になったのだろうが寝過ごした為、私自身は今年は余り感慨がない。仕事に忙殺されて過ぎるのが関の山だ。



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2008年02月12日

雨〜2/12

雨〜20080212
週明け、正確には連休明けの火曜日は冷たい雨の降る昼下がり。いや、雨であるだけまだ暖かいのだろうか。室内で暖房の行き届かない場所にいると気持の悪いくらい底冷えを感じるが、室外の気温は7℃。雪の日の気温に比べれば確かに暖かい筈だ。
昨日、都内まで買物に出たいと思っていたが怠惰に過ごして結局夜、地元のドラッグストアで消耗品を買足すに終った。土日と珍しく怠けず3本のライブを聴きに走り回ったおかげで体のあちこちが痛い。ただの疲れか、それとも風邪か。
今週末は江古田まで、ク・ナウカの片岡佐知子が出演する芝居『よくないこと』を観に行くことになっている。

五月連休の京都での過ごし方について相方と話を進めている。京都在住の知人とも会いたいという話になり、京都の食に通じる人だそうなのでそちらにもあやかりたい。但しいつになく滞在中の早起きを心掛けないととんだ迷惑をかけてしまいそうだ。



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2008年02月11日

さがゆき with 田村博 Unit at Maria Mari

Maria Mari〜20080210(2)
昨夜とは違い余裕を持って家を出、戸塚から地下鉄に乗り三駅目。上永谷駅は地下鉄ではあるが地上に駅舎がある。そのこと以外は何の変哲もない街ではあるが昔初めて寄った時から好きな佇まいだ。この夜も懐かしさでいっぱいになったが、比較的新しい街だけに十数年経てば駅前も様変りしていた。以前は造成中の土地が多く駅前の見晴らしが利いたものだが、すっかり家屋やテナントが立ち並び遠く向こうが望めなくなっていた。本当は明るいうちに来て付近を散策して巡りたかったがさすがに其処までゆとりを持ってはおらず、駅の周囲だけぐるりと歩いてすぐお店に入った。

PUB Maria Mari

 田村博(P)
 サリー佐藤(B)
 飯野工(Ds)

 さがゆき(Vo)

事前にお店の紹介サイトを覗いた処狭そうな店内でピアノも見当らず、出演者に田村博の名前があるのに一体どうするのだろうと心配していたが、場内には持込みの電子ピアノが用意されていた。受付前に入場してしまった為、店内が混み始めてから慌てて外の列に並び、お代を払って再入場。一体どんな人達が来るのだろうかと思っていたが、さがゆきの馴染み客やお店の常連客と思しき顔触れ等、開演までには立見が出そうな程の盛況となった。
ステージは二部構成で、一部二部とも初めに2曲さがゆきを除く三人でインスト演奏、二部ではその後1曲歌の“さつき”さんが「テネシーワルツ」をゲストで唄った。
殆どがスタンダード・ナンバーで占められていたが、一部冒頭の2曲目ではローリング・ストーンズの「アンダー・マイ・サム」を「レゲエ風に」と云って披露。早くも田村博の真骨頂が垣間見られた。昔々新宿のDUGにさがゆき達と出演した時、おかたいスタンダードの店なのに平然とクリームの「スプーンフル」のフレーズを弾いてのけた田村ならではだが、演奏はもっと練れば更に面白くなるだろう思うとやや物足りなさが無くもない。だがこのロックナンバー・シリーズは個人的に極めてツボなので、気の向いた時で良いので今後もやってもらいたい。噂ではジミ=ヘンドリックスの「パープル・ヘイズ」をやったこともあるらしいが、願わくば次はTHE WHOのナンバーを―いや、これは私の好みに他ならない。
さがゆきが登場し、スタンダード・ナンバーを一曲唄う毎に場内は大荒れ。決して悪い意味ではない。全身でジャズを聴く悦びを表現する壮年紳士、「酒と薔薇の日々」をリクエストし、唄ってもらえた嬉しさで出したVサインにさがゆきが応えてVサインを返し指同士でスキンシップする老夫人、その他至る処で沸く掛け声や拍手など、殆ど宴会の様なライブであった。だが誰もが皆音楽を聴く為にここに居て、心から楽しむ様を見ていると「これは素晴らしいライブだ」と感嘆せざるを得ない。聴き方はそれぞれ。「郷に入りては郷に従え」の諺通り、この場の空気に乗れた者が勝ちだ。
演奏者は4人とも若い頃から度々苦楽を共にしてきた間柄らしく、「友達っていいな」と微笑ましく、羨ましくもなる和気に満ちていた。顔を揃えるのは4、5年振りだそうだが、恐らく昨日「また明日」と手を振って別れたばかりの様な近しさ、居心地の良さがお互いあるに違いない。
一部二部とも出し惜しみないたらふくの演奏時間だが更にアンコールがあり「枯葉」。最近発見された古い歌手・ジョー=スタッフォードのとある音源にインスパイヤされ、「あえて音程を外し、下手さを表現する」を実践。だが「調子っ外れ」でなく「調子っ外し」として聴こえ(そんな云い方はないのだろうが)スタッフォードというよりどちらかと云うと昨年3月久留米で聴いた「中村八大とその仲間たち」出演時の永六輔の唄を思い起こさせた。そしてそれは、さがゆきよ、充分「上手い」としか聴こえなかったのであるが。
とにもかくにも大盛り上がり、混沌でなく渾然の内に終演。何と、3時間近いライブであった。

帰りは来た道を戻り上永谷駅から戸塚へ。この次はいつこの街に来るだろう。もう当分来る機会はないかも知れないが、いつの間にか大人になった旧友と再会したかの様な照れ臭さを感じた一夜であった。
Maria Mari〜20080210(1)
posted by 紫乃薇春 at 03:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽

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